- Amazon.co.jp ・電子書籍 (239ページ)
感想・レビュー・書評
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4.5
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沖縄産の「風の酒」を造る。
伊波まじむが会社のベンチャー企画コンペに南大東島のサトウキビでラムを造るという企画で応募する。
まじむの沖縄産ラムにかける想いの熱さが心地よかった。 -
タイトルを見た時、どんなストーリーなのか想像がつかなかったけど、読み始めたらあっという間に読了。沖縄産アグリコールラム酒を作るために、起業した若い女性のサクセスストーリーなんだけど、勢いだけじゃなくて思わず感情移入してしまう展開や沖縄が目に浮かぶような情景や言葉遣いが秀逸。南大東島の風に思いを馳せながら、サトウキビ畑を想像しながら、ラム酒ってどんな味がするんだろうと、読んでいる最中ずっと楽しかった!
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真心(まじむ)という言葉が胸に沁みる。難しいことも、大変なことも、やっぱり最後は真心。まじむこみてい。それ無くして、人の心は動かせないのだろうな。おばあみたいに、背中を押して、叱ってくれる人が傍にいるって幸せだよね。
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沖縄の方言が多く盛り込まれており、とても暖かな気持ちになる。風の通る道で育ったサトウキビで作ったラム酒。きっと美味しいんだろうな。ラム酒そのものにすごく興味を持った。
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ヒロインは派遣社員として働く28歳。郷土沖縄のさとうきびでラム酒を造るという事業に奮闘する、実話をもとにしたサクセスストーリーです。時折、出てくる沖縄弁が温かく味があります。ヒロインのモデルになった金城祐子さんは現在、南大東島に本社を置くラム酒製造会社「グレイスラム」の社長です。そこで造られてるラム酒「コルコル」はAmazonでも販売してるので今度、注文してみようと思います。無性にラム酒が呑みたくなる小説でした。面白かった。
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爽快。
サトウキビ畑の中にいて、風をブワッと感じてしまうような、そんな本だった。
熱い想いと、地道な努力、壁にへこたれない精神。
原田マハさんの作品には、魅力的な主人公がいつもでてきて、とても惹かれます。
私もラム酒飲みたくなりました。