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- / ISBN・EAN: 4988104095640
感想・レビュー・書評
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「マダムインニューヨーク」「きっとうまくいく」そして本作と最近のインド映画をみると、これらが異色作ではなく、時代の気分がインド経済の成長と気持ち的な軋みを見過ごせず、伝統的なインド映画のパターンが限界にきているようです。予期せぬ出会い(?)は、メールや携帯の時代に、古典的な手紙のやり取りで交流し、日ごとに想いを深めます。時代に対するアイロニカルな監督の視線がありますね。恋の行方は鑑賞者の判断に委ねますが、私なら夫にワンチャンス与えたいですね。彩の国 芸術劇場 にて
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おもしろかった。
配達人に預けたお弁当が、夫ではなくぜんぜん違う人のところへ届いちゃって、文通して心を通わせてく物語。
でもラストは…ハッキリさせてくれてもいいんじゃ…! -
★4.0
主演のお二人がとてもステキ!
叔母さんが声だけで出演しているというのも面白い演出だった。 -
インドでは、妻が作ったお弁当を職場にいる夫の元へ配達するシステムが確立している。ある日弁当が間違って配達されたことから、妻をなくして以来生きる楽しみを失っていた男と、夫に顧みられない女との手紙のやり取りが始まる。
まず、お弁当配達システムに驚かされる。昼前にスタッフが各家庭やレストランをまわって弁当を集め、朝にサラリーマンたちをギュウギュウに詰め込んで都会へ向かっていた電車に今度は弁当を山ほど乗せて運び、最終的には夫たちの机までひとつひとつ配達される。暑い国だから、作りたてを食べる必要から生まれたシステムだろうか。
イラが住むアパートの上の階におばさんが住んでいて、イラが作る料理の匂いを嗅いだだけで足りないスパイスを理解し、カゴに乗せて窓から降ろしてくれる。窓越しに声だけで相談にも乗ってくれる。イラとの会話から、苦労を楽しみに変えようとするおばさんの生活が垣間見れる。でもついに最後まで顔は見られなかった。
美味しいイラの料理をもっと見せて欲しかった気もするが、説明過多な部分も無く、ハッピーエンドを想像させる優しいラスト。いつものダンスは無く、歌も効果的に挿入されるのみで、純粋にドラマとして楽しめた。 -
「人は時々、間違った電車でも正しい場所に着く」
自分に興味のない夫のためにある妻が作った弁当が、配達人のミスで定年間近の寡夫に届く。
そこから始まる二人の文通を描いた作品。
といっても、やはりインド映画、スリリングで浮ついた不倫ものにはならない。
二人のやり取りはとても慎ましい。
寡夫と後任の若者の話も良かった。
ただ、妻側の描写が物足りなかったのと、最後が唐突に思えたので惜しい印象。
余談だけど、前に予告を一緒に見て、面白そうだねと言っていた母に見たことを話すと、最初に聞かれたのが、
「踊ってた?」
だった。
踊りません。
インド映画だけど今回は踊りません。 -
暗い雰囲気だったけど、不器用な主人公とヒロインのやり取りがとてもよかった。
終わり方も未来を示唆するような描き方でよかった。 -
フランス留学中からずっと見たいと思っていた作品。
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600万分の1 の奇跡。