百円の恋 [DVD]

監督 : 武正晴 
出演 : 安藤サクラ  新井浩文 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
3.93
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本棚登録 : 814
感想 : 182
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101184026

感想・レビュー・書評

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  • コピーの通り、呆れる程に、痛かった。
    かなり好きです。
    汚い臭い引きこもりデブの一子がみるみる変わっていく。サクセスストーリーかというと、そうでもない。でも終盤涙が止まらない。本当はボクシングとか痛そうなスポーツみるの嫌いなのに。
    私だって百円程度の女だけど、それも意外と悪くない。「百八円の恋」という主題歌の詞もいい。役者さんたち最高です!

  • 見終わったあとすっきり気分がよくなる映画だった。安藤サクラ演じる、だらしない女がたくましく変わっていく様子が痛々しく泥臭く美しくて涙がボロボロ出た。最近見た中で一番好き。元気を出したいときにまた見たい映画。

  •  ニート無気力30代女子がふとしたことからボクシングを始める。
     
     これは確かに安藤サクラの力技による部分が大きい映画だなぁ。単に体が急激に変化してボクシングができるようになったというだけでなくて、ダメ人間がそんなに変わらないけどなんか変わった感というのがすごくよく出てる。
     出てくる人みんながみんななんかダメな人なんだよねぇ。
     バイト中ずっとかかってる緩いお店のBGMが試合前にかかると全然違う意味合いを持ってくる演出はうまいなぁ。。。
     ただ、この映画、実際の試合での痛みを重く見せる為にスパーのシーンとか出てこないんだよね。それはなんだかなぁ。。。

  • 32歳、処女ニートの一子がボクシングでどんどん身体を鍛えて努力していく過程が見ていて気持ち良い。痛々しいしぶさいくなんだけど、応援したくなる。最後のほうで見せた笑顔とか本当きれいだとおもった、これはかなり元気づけられるなあ、がんばろうとおもえる。新井浩文のダメなんだけどかっこいい魅力に惹かれてしまう理由もわかるなあ…わたしもこういう男好きだもん。普段そっけないのにときどき優しさをみせる男は本当にずるい

  • ★4ぐらいなのですが、なんとなくで5つに。
    話は普通に『ロッキー』とかスポーツものの王道定番なのだけど、主人公に対する追い込みっぷりがひどい笑。めちゃくちゃです。

    日本映画で「良い」とされてるものの特徴を考えてみたけど、わりとそれが当てはまる映画でした。
    日本映画、ダメになって久しいですが理由がある。いわゆるハリウッド大作みたいな方向にはなれなくて、そのかわりに漫画やアニメ、ジャパニメーション、クールジャパン(笑)が育った。
    あまりお金もかけられない中、ドラマ映画で脚本が良いのは当然として、俳優の努力や演技力に依るところが大きいんじゃないかと。
    もうひとつ、「貧乏くさい」と言われるけど、市井の庶民を描いた作品、社会的な問題を描くにはそうならざるを得ないのではないか。
    というのは、『ゆれる』もこのふたつが当てはまる作品だったからです。

    この映画、追い込みがひどすぎてキャラクターがカリカチュアされすぎてるきらいはありますが、ブラックコメディとしてはかなりよかった。

    先日『映画は父を殺すためにある』を読んだので通過儀礼について着目すると、スポーツ青春映画なのもあって、その要素がちゃんと満たされている。
    具体的には処女喪失や髪を切るなど。また、旅に出て家に帰還する。ただし、実の親と直接対決するのではない点が日本的で、対決するのはバイト先でだったけど。

  •  安藤サクラくらいしか出演依頼を受ける女優がいなかったのでは。まあその時点で成功が約束されたのだけれど。

     ボクシング絡みの後半のドライブ感がすごい。

  • 安藤サクラ主演女優作品。
    初見は共感できず、イマイチだった。

    思い返すと (結果論に近いが) 主演を演じた安藤サクラは圧巻だと。。。
    初見で見抜けなかったのは見る目無し。反省。

  • 一子がリングに上がってたたかってるとき、なんの感情か分からないけど涙がにじんできて、気がついたら泣いていた。一子があまりにもむき出しにたたかうから、痛みに気がつかなくて、夢中で、いつの間にか涙が流れたのかもしれない。
    安藤サクラの猫なで声が好きで、心を許す相手にしかやらないそれはなんだかすごくいとおしい。一子は負けたけど、すごく強くなったと思う。心が。そしてすごく強くなるということは同時に弱さを知るということだと思う。わんわん泣いてる一子はすごく良かった。

  • 日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝いた安藤サクラの「女性ボクサー」映画。ハリウッドが『ミリオンダラー』だったのに対して、こちらは『100円』。日本映画の貧乏ったらしさがタイトルから滲み出ているが、内容も食、性、仕事、人間関係をあえて露悪的に描写し、吐き気を催させるように演出されている。それが底辺を生きる人たちの実情なのかもしれないが、所々にリアルじゃない設定や展開が混ざり込んでいるのが気になる。この作品に体当たりで挑んだ安藤サクラは素晴らしいと思うし、時折見せる可愛らしさや、明文化できないボクシングへの情熱など、難しい人物を絶妙に演じ分けていたのには関心。☆3

  • 安藤サクラがカッコいい!終盤のドライブ感がすごい。

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著者プロフィール

1967年生まれ、愛知県名古屋市出身。明治大学文学部演劇学科卒業後、フリーの助監督として工藤栄一、石井隆、崔洋一、中原俊、井筒和幸、森崎東らの作品に参加。『ボーイ・ミーツ・プサン』で監督デビューし、多数の映画を手がけるほか、Netflixのオリジナルシリーズ『全裸監督』では総監督を務めた。

<映画>

『イン・ザ・ヒーロー』(2014年)
『百円の恋』(2014年)
『リングサイド・ストーリー』(2017年)
『嘘八百』(2018年)
『銃』(2018年)
『きばいやんせ! 私』(2019年)
『嘘八百 京町ロワイヤル』(2020年)

<ドラマ>
『連続ドラマW 盗まれた顔 ~ミアタリ捜査班~』(2019年)

配信
『全裸監督』(2019年)

「2020年 『映画があってよかったなあ 監督・武 正晴の洋画雑記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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