- Amazon.co.jp ・電子書籍 (280ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
辞書を作るお話。仕事との向き合い方について考えさせられます。仕事を仕事としては思っていなくって、ただひたすらに当たり前のように平然と出来てしまう。馬締にとっては天職。そんな風にやれてしまう人がいる。そんな風にはなれない西岡の方にすごく惹かれました!
-
さすが「本屋大賞受賞」! 読んでよかった!
辞書に対しての思いがかわるね、英語にしても日本語にしても。 -
傑作!
文学……、言葉遊びやった。
ほんまに日本語の面白いとこいっぱい詰まってて、物語も面白かったけどそれ以上に言葉の使い方が面白かった
本物の文学、本気の言葉遊び
私も使う言葉にもっと磨きをかけたいと思った
比喩が面白い、ああそれそれ!ってなる比喩
15年の中で人がどんどん成長していって立派になってく姿、私も今はちっぽけやけど長く続けてたら大きくなったと思える日が来るのかな…って思えた。 -
だいぶ前に話題になって、ずっと気になっていた小説。ようやく読むことができましたよ。辞書作りをテーマに、そこに関わる人々の情熱、交流、悲喜こもごもの流れを描く。
登場する人々はみな個性的、かつチャーミングであり、辞書作成という固い内容、幾多もの困難のさまを追いながら、テンポよく読ませてくれます。何度もほくそ笑ませてくれるシーンに出会い、終わりのほうではほろっとさせてくれる。
ひたすら前向きな物語、といえる。負のオーラがない分、物足りなさを感じる余地はあるかもしれません。でも、人生には、時にこうしたまっすぐに希望を感じさせてくれるものに励まされ、満たされるときも必要なんです。
我を忘れ熱中できることがある幸せ。この小説が描く辞書作りに限らず、そうしたものを持つ人は強く、充実した、と自ら思うことなく充実した生を送れるのでは。この主人公のように、それがなおさら仕事であるならば(ああ、うらやましい)。
とともに、熱中できることでなくても、興味をあまり抱いてないことでも、目の前の課されたことに対し、自分ができることを精一杯果たし、誠実に取り組むことによって、その役割・仕事について誇りを持つようになり、プロフェッショナルとなっていく。読みやすい小説ではありますが、中身は相当深いものを感じる名作と言えます。 -
辞書が愛しくなる。個人的に読みたい辞書は新明解。
-
オススメということで読んでみました。国語が好きなかたにオススメですね。恋愛と国語。勉強大事です。
難易度 中
感動★☆☆☆☆
涙線★☆☆☆☆
興奮★★☆☆☆
感心★☆☆☆☆
伏線★★☆☆☆ -
読了後に色んな人の書評を読むと、自分に小説を楽しむ力が著しく欠けてる気がした。実用書に偏っていたから、以後バランスをとらねば。
とはいえ粗悪な感情ドラッグも多い。
(自分の心が荒んでるだけかもしれないが)
量をこなす中で審美眼を磨いていきたい。 -
言葉がもつ影響力、奥の深さを改めて実感できました。
自分が発する言葉をもっと大切にしていきたいと思えました。
初めて知る言葉も多く出てきたので、ボキャブラリーも身につけられる良本です。 -
とても素敵な作品。日本語ってとても美しいって思える。日本後には同じことを表していても言葉が複数あり、さまざまな表現ができる。それを辞書というツールを通して教えてくれる。作中に、言葉の海を泳ぐという表現があります。それはある意味、言葉が多すぎて選べないというふうにも感じられますがそれは多分違ってて、多くの言葉から自分の表現したいものを選べる自由というのが正解。もちろんそれを選び出すためにはもがき、苦しむ必要があるけどそうして作られた言葉や文章は人間味があって美しい。