本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4527427659063
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
三浦春馬主演。リウシーシーが美しい。会話は中国語がメイン。でも相当簡単な単語だけで、会話も最低限ということで、さすがに字幕がなくても問題ない。
時計職人の主人公良に、ある日女性が贈り物を探してくれと頼んでくる。彼女はルーメイ、そして双子のルオラン。
「時計は、人に贈らないものよ」と言われて、何を言っているんだ?という顔をする。この辺は、中国ならでは。優しく語りかける彼女の話し方は、台湾系の魅力的なところ。上海が舞台だけど、喧騒と幻想的な夜の上海。異世界にいるなという感覚。
内容としては、中国の金持ちと言えば、ゴルフ。そんな感じの違和感をうまく押し出している。三浦春馬が全てではないが、中国人が日本人に対する印象の一つは、こうした映画から生まれている。寡黙で、雰囲気を身にまとう。言葉だけでなく、気持ちを伝えることができる。不思議なくらい感傷的な中国。この感覚は住んでみないとわからないだろうけど。
この映画の面白さは、本多孝好の原作にある。真夜中の五分前。時計職人。この時間のズレがキーになる。モーリシャスに旅行中に事故があり、生き残って帰って来たのは姉か妹か。渡した時計の針は、今を指している。