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感想・レビュー・書評
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山に関する本としては有名なものらしいので、別にそれほど山登りもしませんが買ってみた。黒部峡谷近辺には、戦前戦後くらいまだ山賊的な人々がいて(そんなにあくどい感じでもない)、その人々との交流や一緒に経験した不思議な話を散文的に書いたちょっと不思議な本。すらーっと読めて、山に行きたくなります。別にそれほど山登りもしませんが。
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山賊たちの真偽の怪しい、しかし軽快で面白い語りに引き込まれ、登山装備や輸送手段が今ほど充実していない時代の山での登り方や暮らし方を追体験する。
今よりずっとおおらかな(カオスな)時代に起きたあまりにも豪快なエピソードに舌を巻くばかり。
(特に熊を飼いならそうとした作者の神経は常軌を逸していると思った)
また、山のネイティブとでもいうべきか、山での暮らしに長けていることにおいては超人的な山賊たちの人柄を個性的に、また非常にチャーミングに描かれているところも本書を面白くしている。
雑誌ワンダーフォーゲルで高橋庄太郎さんが紹介していたことから興味を持ち読んだ作品。出会ってよかった。
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