ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2015年5月14日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (262ページ)
感想・レビュー・書評
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社会人一年生なんか遠い昔の話しなのに、金曜日の夜が一番楽しくて、日曜日の夜が憂鬱なのは今も変わらず。中盤、日曜日に読むには気が重くなってきて、何かを求めるようにページを手繰りました。
最後はなかなかスッキリさせてもらいました!
人は一人では生きていけない。
かかわってくれようとする人を大切にしないとな。
誰かに少しでもかかわれるようになれたらより良いね。
あー、明日も会社だ。
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主人公の失敗は、五十嵐先輩が仕掛けた罠だった?顧客の取合いでブラックでない企業が、顧客に迷惑をかけるなんてあるのかなー
「ついでに言うとな、あの日だってクレームの電話がかかってくるってわかってたから、外に行かずにわざとオフィスで待ってたんだよ。そうすれば、そのまま俺が引き継げるからな。俺が新人の頃は、受注品が届く時間帯は全部チェックして、ちゃんと時間通りに届いてるか、何かミスがないか、全部自分で確認してたよ。お前みたいに吞気にラーメン食いに行ったりしなかったんだよ!」
一週間の歌 作詞作曲 青山 隆 月曜日の朝は、死にたくなる。 火曜日の朝は、何も考えたくない。 水曜日の朝は、一番しんどい。 木曜日の朝は、少し楽になる。 金曜日の朝は、少し嬉しい。 土曜日の朝は、一番幸せ。 日曜日の朝は、少し幸せ。でも、明日を思うと一転、憂鬱。以下、ループ
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――。第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。 スカっとできて最後は泣ける“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー” -
所謂ブラック企業で心身ともに疲れ切った主人公が偶然出くわした小学校時代の友人と連むうちに苦しい状況を脱していくストーリー。
ちょうど休職中にネットで見かけて興味を持って読んだ。文章はとても読みやすく、話自体もコンパクトにまとまっており、読み終わるのに2時間もかからなかった。文章の雰囲気としてはラノベに限りなく近い小説といった感じである。題材が題材だけに、ブラック企業に勤めていたり、うつ病を患ったことがある20代、30代前半の日本のサラリーマンなら共感できる点は多い。あまり深い心理描写などはないが、かなり身近に感じられる題材なので、登場人物の心理は容易に想像できる。ネタバレは控えるが、ミステリー的な展開も少しあるので、物語としてとてもよくまとまっている。
個人的な経験として、うつ病と闘ってきた身からすると、主人公が到達する結論は、ある種ありきたりではあるが、私自身も同じ結論に到達したという意味では、自己啓発書としての要素もあるのではと思う。私がうつ病にかかりたての時点で読めたらなと思う反面、克服仕掛けている今だからこそ素直にこの物語の展開に納得できるのではと感じた。それゆえピンとこない人にとってはあまり印象に残らないかもしれない。
いずれにしろ、ラノベ、ミステリー、自己啓発と色々な要素をバランスよくミックスしていて、それでいてすぐに読めてしまうという色々な意味で「お得な」作品である。 -
胃袋をギューって掴まれるような前半。仕事が全てではない。仕事に限らず、学校でもなんでも狭い世界から出ていくのには勇気が必要だけど、その狭い世界を全てに感じたら本当に苦しいと思う。
外に目を向けて、ちょっくら出てみる。自分が苦しくなった時だけじゃなくて、同僚や友達が苦しんでる時、薦めてあげたいと思う本だった。
その後についてきた諸々の作者の諸々の短編は蛇足すぎる。 -
日本では何も考えずに大学卒業後就活して会社に勤めてオフィスで働く道が当たり前で、他にも生きていく道はたくさんあることを知ったり考えたりする機会がないのは問題だと思う。毎日嫌だなーと思いながら会社に通う人生は悲しすぎる。
あと仕事だけじゃなくて、就活のストレスも議論されるべきだと思う。 -
面白かったけど最初はミステリーかと思った!いい話だったけどライト。
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映画を見たのでメモ、本もそのうち読みたい。
内容
・ブラック企業で働く主人公、会社はラジオ体操、社是の音読で始まる。タクシー自腹は流石にレアすぎる。
感想
・福士蒼汰イケメンだけど関西弁違和感w