アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術 [Kindle]

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  • 2015年5月7日発売
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感想・レビュー・書評

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  • アウトライン・プロセッサの思想。
    奥出直人の『物書きがコンピュータに出会うとき』や『思考のエンジン』の時代から、今日のクラウド時代に対応するものの紹介。

    アウトライナーが、網状構造を許さないことの、生産的意味については共感。おさまっていないことの違和感が、新しいアイデアの源泉になるからだ。

    とはいえ、わかっている人にはよくわかるが、わからない人にはやはりわからないままなのではないかと思わされるものである。人はどのようにしてアウトライナーと出あうのだろうか。

    Macのアプリ、TreeやFoldingTextへの言及がないのはなぜだろう。

  • アウトライナーに興味を持ったきっかけの本。
    久々になんか文章書きたいなぁと思ったタイミングで、とても久しぶりに再読しました。
    改めて、「アウトラインをシェイクする」という文章術を知れたことは自分の身になってるなぁと思います。実際それでスイスイ仕上げられた成果物いっぱいあるんだよなー。
    書類作成に日々苦労してる人は、試す価値アリです。会社のPCでworkflowyとかアクセスできなくてもWordである程度代用できるヒントも載ってるよ!

  • アウトライナーの魅力や便利な使い方を教えてくれる本。

    「アウトライナーとは何か」から順を追って丁寧に説明されており、読んでいてなるほどと思うことが複数あり、勉強になった。
    アウトライナーの入門としてとても良いと思う。

  • ノウハウとして、今まで自分がしてきたことをより深く具体的に説明してもらったようで、大変示唆に富む、役立つ本でした。特に「未使用」を作って、各項目に見出しをつけ、分類するという手法は早速試してみたいと思います。

  • - 何をどんな風に書くべきかは「実際に書くこと」を通じてはじめてわかってくる。
    - 普通に文章を書くと「構成・流れを組み立てる」ことと「個別のフレーズを考え、滑らかにつなぐ」ことの2つの作業を同時並行することになり、脳への負荷が大きい作業になってしまう。あまり頭を使わない作業にプロセスを分解することで、苦しまずに六合目まで持っていけるのがアウトライナーだ。
    - アウトラインの組み替えは視点の組み替え。
    - 重くならない範囲で一つのアウトラインに全て集約してしまう。どこに書くか迷わないことで得られる判断の速さは馬鹿にできない。
    - 完成度を区別せず、何でもそのまま書いていい。自然に育つか、あるいは自然と不要だとわかる。
    - 用途に応じた使い分け;
    - 未完成なものをアウトラインに、完成品はEvernoteに。考えを広げるのに役立つのはアウトライナー。逆にEvernoteは強力な検索機能で記録・蓄積を引き出す点で有効。
    - プロセス型アウトライナー(例:WorkFlowy)は序盤・中盤に有効。プロダクト型アウトライナー(例:Word)は終盤に有効。

  • 良き

  • まとまった文章が書けるようになりたくて『ライティングの哲学』を読んだら、アウトライナーが紹介されていたので、使う前にこの本で勉強しようと思った。
    アウトライナーの使い方が、初めて理解できた気がする。
    この文もスマホのアウトライナーで書いて、Evernoteに移した。
    タスク管理にも使えるが、詳しい使い方は書かれてなかったので、自分で試行錯誤してみる。
    GTD的な使い方も紹介されていたのでやってみたい。

  • 文章力が欲しい人、頭の中を整理してスッキリしたい人に、ぜひこれを読んでもらって、アウトライナーを使ってみて欲しい。

    特にタスクリストが懸念のリストになってしまっている人、アウトライナーを使うことで、みるみる頭がスッキリしていくのを体感してほしい。

    ・アウトライナーがいかなるものか、初めから丁寧に教えてくれる。
    ・アウトライナーを使うことで得られる効能についても触れられている。
    ・具体的なアウトライナーを紹介してくれる。
    ・仕事でWordを使っている人は、階層構造について知ることで、より深くWordを使える様になると思う。

    アウトライナーを使っていくうちに、おそらく数日から数週間で、この本の内容だけでは物足りなくなるはずです。
    それでも、一度アウトライナーを使い出すと、手放せなくなるでしょう。
    欠点や読み飛ばした部分もあるが、アウトライナーを紹介してくれたという事実だけで満点。

  • ブログをしているんだけれども、文章がいつも散らかってしまう。こういうものを活用すれば少しは整理がつくのかしら。やってみたいと思わせる一冊。

  • アウトライナーとは何かという初歩的な部分から、アウトライナーを使用してどのように文章を書くのかについて、実例を交えて丁寧に書いてある本ですね。

    個人的には過去に何度もアウトライナーを使おうと思って断念した歴史がありますが、改めてアウトライナーを使いこなしてみたい、と思わせてくれた1冊でした。

    特に序盤の基礎的な使い方については、参考にしたい部分も多く、色々と真似をしながらアウトライナーを使いこなしてみたいと思いました。

    アウトライナーとはなんぞや、という人からアウトライナーを使いこなしたい人まで、オススメの1冊ですね。

  • アウトライン記載に興味があったのと、Unlimited登録本だったので読みました。

    「ボトムアップとトップダウンをいったりきたりしながら整理する」というアウトラインのやり方を見て、論文や研究報告書などトップダウンありきだと思っていた固まった常識をいい意味で打ち砕いてくれた本です。

    アウトラインの文は従属しないという説明も好きです。

  • 昔から僕はアウトラインプロセッサを紙のノートで代替して仕事をしていたけど、スマホ・タブレットが普及してやっと仕事に耐えうるように。
    それ以来僕は使っているけど、改めて効率的な使い方を整理できたね。
    なお、僕は本書を読んで、巻末の方で紹介されていたWorkflowyに移行することにした。僕はWIN、MAC、ANDROID、IOS全て使っているんので、やっぱりOS問わず使えるのが最大の強み。また一歩、人生の時間を効率的に使えて嬉しいw

  • なんとなくやっていることだった。

  • 普段文章を書くときは下書きも何もなく、ただただ上から下に書き連ねて気づけば数千字、といったことが多く、何か体系的な文章(構成)術があればと思った先でアウトライナーと出会った。
    アウトライン・プロセッシングはトップダウン(構成から文章を書いていく)でもボトムアップ(文章を書いてから構成に起こす)でもなく、ちょうどその中間の方法で文章をまとめることができるというのが画期的だった。
    また、アウトライナーは「作成中」のものを考えるのに適している(=完成形を保存するのには適していない)というのも、これからアウトライナーを使おうと考えている自分にとっては事前にインストールしておいてよかったと思う。

  • 想像していたのと違った。

  • アウトライナーで文章を書くことにはそれほど触れていない

    具体的なツールを使って、こういう風に文章を作ります、というような事例はそれほどありません。
    アウトラインってなんだっけ?という方に、アウトラインの有用性を説明する資料だと思います。
    また、この方はOmniOutlinerがお好きなようで、Windowsユーザーは置いてけぼりです。また、2ペイン方式のアウトライナーユーザーも置いてけぼりです。
    ただしこれは不親切なのではなく、そもそもアウトライナーは、シェイク(トップダウンで物を考えることとボトムアップで物を考えることをいったりきたりすること)してこそ真価を発揮する、というスタンスのため、2ペイン方式はシェイクがやりづらいから。という、主張に対して一貫性のある姿勢であることが原因です。シェイクという概念を大切にされるのならば、とても良い考察だと思います。

  • Outlineエディタを最近使っていなかったが、非常に参考になった。

    MindMapはアイディアを発散させるのには向いているが、最終的なアウトプットが文章であるならば、フロー形式に戻す時に負荷がかかる。
    MIndMapで発散させたアウトラインを元に、トップダウンとボトルアップの双方から文章を校正していく、という技術はすぐに使ってみたい。

    アウトラインに「その他」を作っておき、無理矢理カテゴライズしない、というのも非常に有効だと思う。

  • Writing
    Kindle

  • 具体的な使い方というよりは、アウトライナー(アウトライン・プロセッサ)というツールはどのように活用可能かということを教えてくれるような本。長文までこの中で認めるというのは自分には不自由で無理なのだけど、愛用者からすればどういう利点があるのかというのはよくわかって納得した。世の中、いろんな情報の扱い方があるものだと気付けて面白い。

  • プロセス型という概念を導入して、アウトラインプロセッシングに対する違和感を解消してくれる本。Wordにもアウトライン機能あるのだが、いまいち使う気がしないこともよく分かった。人間、ほんと、ちょっとした面倒さが壁になるのだなぁと改めて認識した。

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