火山入門 日本誕生から破局噴火まで (NHK出版新書) [Kindle]

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  • 過去にどこの山がどのように噴火したか,ということが延々と語られるばかりで,アカデミックな話はほとんどない。しかも,結局噴火の予知は不可能だと結論づけている。まぁそりゃそうだろうが。それなのに,どこそこの山は近いうちに必ず噴火するはず,とかいう矛盾した主張を繰り返し,無用に読み手の不安を煽る。日本中にこれだけ火山があるというのに,そこら中危険,危険では,どうしろというのか。M9以上の大地震の後には,必ず周辺で噴火が起きていると論じた後で,唯一の例外だった東北地方太平洋沖地震についても,3年も経った後の御嶽山噴火を結びつけて,例外がなくなったとしているところで,呆れ果てた。全く科学的・論理的でない本。

著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。
理学博士。東大助手、北海道大学助教授、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
自ら開発した海底地震計の観測での航海は、地球ほぼ12周分になる。趣味は1930-1950年代のカメラ、アフリカの民族仮面の収集、中古車の修理、テニスなど。

「2016年 『富士山大爆発のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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