教場 (小学館文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • リアル文庫を駅施設内交換本で。

  • 警察学校を舞台にした小説。「警察官」を志し入校した学生たちではあるが、それぞれ心中では迷いや悩み、問題を抱えながら6ヶ月という短期間で警察官になるべく指導、訓練が課せられる。その指導を行うのが風間教官。彼は問題を起こす学生たちに訓話、訓練、指導を行い、篩にかけていく。

  • 母から借りた本

    言わずと知れた前クール、キムタク主演でドラマ化された連作の短編集
    警察学校初任科短期課程が舞台
    落ち度があれば即退校という極限状態の中、厳しい訓練に励む生徒達を指導する片眼が義眼の教官、風間公親
    脱落していく者も出る中、成長していく生徒達がミステリー仕立てで描かれている

    登場人物の人物像が薄く、印象に残りにくかった
    構成は単純…が故に読みやすくはあった
    私の中でドラマは超えなかった
    風間教官ありきの小説という印象が拭えない

    車のナンバーがゾロ目、また数字を足して9になるものは暴力団員の車両を疑うというプチ情報が一番印象に残った

  • 教場って大人の学校みたいできつそう。
    卒業文集ほんとにあるのかな
    警察目指す人達が普通に犯罪犯しそうになってて不思議な場所だなと思った。

  • 警察学校のスパルタっぷりが面白かった。生徒たちの会話が全体的にやや芝居がかっているように思われたが、Audibleで聴いたせいだろうか。風間教官は渋くてかっこいい。
    生徒の間で次々と事件が起こり、中には痛ましいものもあるが、適性がある者は事件を通じて自分の弱さを克服していく。ふるい落とされた者のことを思うとどうしても切ない。

  • いまいち締まりの悪い内容。書き振りのせいかすぐに没入できなかった。

  • 読後感が非常に悪い。
    人の嫌な面がかなり強調されているし、性格が暗いというか歪んでる描写が、多々ある。

    実際の警察学校もこんな感じなのだろうか?

  • ドラマの原作
    というよりは、この小説が面白いので、これをもとにドラマ化した、というべきか。

    風間公親、という人物が冷酷な警察学校の共感であるという描写は多々出てくるのだが、
    なぜ彼がそこまで冷酷な共感であるのか、というところは、まだこの本では正確に読み取れない。

  • (2023/184)日本に帰っていた時に番宣で木村拓哉さんが主演するドラマを観て興味を持ったが、警察学校を描いた連作短編。人が集まれば人間関係に軋轢は起こる。警察官を目指す者でもこうなのかと思う内容もあるが、それらを悉く解決しながら、警察官に向かない者を退校させ、警察官に向く者は鍛え上げる。結構淡々とした雰囲気を感じるのは、木村拓哉さん演じる風間教官の印象のせいもあるのかな。期待した以上には好きだったけれど、シリーズ買うかとなると微妙かなぁ。

  • 目新しさがあるけれど、それ以上の面白さがあるかと言われると、そうでもない。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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