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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (628ページ)
感想・レビュー・書評
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虚無回廊〈Ⅰ〉〈Ⅱ〉〈Ⅲ〉の合本。
小松左京さんの生誕85年・逝去5年企画として、オリジナル特典つきで初電子書籍化!と銘打たれている。
巻末に【特別収録】堀晃 × 山田正紀 × 谷甲州 特別座談会(司会:大森望)。
本編は未完の作品であるが、思弁的なハード SFかつ小松さんの知的到達点としての完成形を
読んでみたかったのは確かだが、既刊行部分のみで十分な読書的興奮を得られる。
小松左京さんはまさに知の巨人である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
巨木の幹に座る長老が、『知的生命体』という言い方に疑問を呈して、「およそ生命において知的でない存在などありえるのかね?」みたいに返すのが印象的でした。ものすごくうろ覚えですが。
実存を巡る話としては、本作と『カラマーゾフの兄弟』は、未完の大作の双璧だと思います。 -
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