私にはかなり難しい一冊でした...。
2015年1月7日に発生したシャルリー・エブド襲撃事件
から「私はシャルリ」運動はなぜ発生したのか、
当時のフランスの状況を宗教的危機を1730年以降の
フランスの歴史から振り返り、各地方における
人々の宗教への関わり方からデモに参加した
人たち、フランスの大統領選挙の結果などを
分析している。
本書は2015年10月25日付「日本の読者へ」
から始まり、(2015年11月13日には
パリ同時多発テロ事件が発生し130名が
亡くなっている)、2015年12月8日付
「日本の読者へーパリISテロ事件を受けて」の
最後の文章では「表現の自由が、そしてとりわけ
討論の自由が現時点においては、フランスではもはや
本当には保障されていない」と締めくくられている。