シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 私にはかなり難しい一冊でした...。

    2015年1月7日に発生したシャルリー・エブド襲撃事件
    から「私はシャルリ」運動はなぜ発生したのか、
    当時のフランスの状況を宗教的危機を1730年以降の
    フランスの歴史から振り返り、各地方における
    人々の宗教への関わり方からデモに参加した
    人たち、フランスの大統領選挙の結果などを
    分析している。

    本書は2015年10月25日付「日本の読者へ」
    から始まり、(2015年11月13日には
    パリ同時多発テロ事件が発生し130名が
    亡くなっている)、2015年12月8日付
    「日本の読者へーパリISテロ事件を受けて」の
    最後の文章では「表現の自由が、そしてとりわけ
    討論の自由が現時点においては、フランスではもはや
    本当には保障されていない」と締めくくられている。

著者プロフィール

1951年フランス生まれ。歴史人口学者。パリ政治学院修了、ケンブリッジ大学歴史学博士。現在はフランス国立人口統計学研究所(INED)所属。家族制度や識字率、出生率などにもとづき、現代政治や国際社会を独自の視点から分析する。おもな著書に、『帝国以後』『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』などがある。

「2020年 『エマニュエル・トッドの思考地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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