蒲団

著者 :
  • 青空文庫
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感想・レビュー・書評

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  • 明治時代の話なのかな。
    中年の文筆家が弟子の若い女に翻弄される話。
    いつの時代も男女の恋愛模様は然程変わらず、というか普遍的。男はアホです。
    どことなく色っぽく空しい終わり方が好きです。
    こういう表現って日本語でしかできない気がする。

  • ★3.0(3.29)1907年(明治40年)発行。私小説の出発点とされ、日本の自然主義文学の代表作とのこと。題名は昔から知っていたが、やっと読み終えました。明治時代の恋とはこのようなものだったんですね。結婚している時雄の元に女学生の芳子が弟子入り。時雄は芳子に恋するも、芳子には、恋焦がれる田中秀夫が・・・。時雄は結局は芳子のいい理解者になろうとするが、本心はなんとか芳子を手に入れたいと苦悩。何で「蒲団」という題名なのかと思ったら、最後で漸くわかりました。男性の心理とはいつの時代でも変わらないと思いました。

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著者プロフィール

1872年群馬県生まれ。小説家。『蒲団』『田舎教師』等、自然主義派の作品を発表。1930年没。

「2017年 『温泉天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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