守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者 [Kindle]

著者 :
  • 偕成社
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感想・レビュー・書評

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  • 番外編。思春期のバルサとタンダが出てくる中編。今のバルサになる成長過程とタンダは...小さい頃からタンダだったんだなぁ。でも家族から気味悪がられてるのはかわいそう。
    メインストーリーが終わったので、肩の力を抜いて読めます。

  • 前々から読みたかったのにKindle版がいつまで経っても出ないので、しびれをきらして図書館で借りて読んだ。

    バルサがジグロと逃亡生活を送っていたころのお話。

    - 追記 -
    そしてついに出たKindle版を買って久しい今やっと登録(笑)。

  • 守り人シリーズ番外編。主人公のバルサの幼少期の物語をいくつか書かれた短編集になっています。バルサの大切な仲間(以上?)の存在のタンダも主要人物として登場していて、彼らの深い関わりと友情(を超える?)もののバックグラウンドを知ることができ、ワクワクしながら読ませていただきました。このシリーズ通して感じていたのですが、人の心の難しさと分りやすさ、その相反するところを、注意深く描きだすことで、人の心の綺麗な部分を、きれいだと気づかせてくれる、そしてそれに感動させてくれる、そういった小説でした。本書でも、いろんな人の、いろんな気持ちに相沿って読ませていただきました。中程の物語で、物語を紡いで行くようなゲームが扱われているのですが、人によって、野心かお金かなど人生の目的があり、成功(勝利)の意味もそれぞれによって違うのだということを考えさせられました。読んでよかったなあと素直に思える小説でした。

  • バルサやタンダの子供の頃を描いた短編集。

    タンダは子供の頃からああいう人だったのだな。そして、バルサにも子供の頃の未熟な時代があったのだな。よくもまぁ対極な環境の2人。

    さて、また守り人シリーズ、最初から読み返しますか。

  • 守り人シリーズの外伝。バルサやタンダの少年期を描いた短編4作品。バルサと養父ジグロとのやりとりなど、本編でなかなか描かれていない場面もあって良かった。
    「浮き籾」「ラフラ(賭事師)」「流れ行く者」も、年老いた人の生き様を丁寧に描いていて、大人向けのビターな話に仕上がっている気がする。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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