- Amazon.co.jp ・電子書籍 (80ページ)
感想・レビュー・書評
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初出は1930年代。最終形に至るまで、大きな改稿が繰り返されたらしい。
当時の時代背景を考えると、かなり先進的な表現だったのではないだろうか。幻想的で空想的な世界観は唯一無二だと思う。
この描写と、「ほんとうの幸福」を探す、というテーマが本作を名作たらしめているものだと理解した。テーマのほうはそこまで汲み取れなかった。 -
映画 銀河鉄道の父を観た後、読んでみた。
むむむ…難解です。
途中、原稿が欠如してるし。
しかし、幻想的ストーリーは解釈出来た。
文章も現代風に手直ししてくれる人が居たら、小さい子でもわかるのになぁ。
あ、原文だから良いのか?
検索してみると、過去に実写化されたようだが、やはり難解の為か賛否両論のようだ。
また、アニメとして映画化もされたようだ。
宮沢賢治は、妹の為に執筆してたようだから、妹が喜んでくれれば良かったのかもしれない。
‘23.05.13読了 -
途中まで、ジョバンニは死んだのだと思ってたけど、本当は夢を見ていたってことにびっくり。カンパネルラだけが死んだってことだと思うけど、なんでジョバンニはカンパネルラと一緒に鉄道に乗ったのかが謎。あの切符は死んでないけど、乗れる券っていう理解できる正しいのか…?
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なかなか理解するのか難しい話だ。情景の描写を想像してゆくと、色鮮やかな世界が浮かび上がる、少しジブリ的とも言うか。長い銀河鉄道の旅は結局は夢だったのだけど、天国への旅だったのか。色んな解釈ができる話。
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初読。昭和初期頃に執筆された作品だろうけど、古臭さを全く感じさせない。幻想的でとても素敵な物語だった。