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- / ISBN・EAN: 4988013054592
感想・レビュー・書評
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岩井監督の書く人物には何もないにしても、うんこしたりする人間の厚みがないのは大問題だし、ナイーブ気取ってる頭弱いのの集まりに見えてウンザリする。
人間には美しい部分があるはずで、それが生きるに値する部分じゃないのか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岩井作品は最近よく見るが、相変わらず難しい。シーンごとの意味は分かるも、それらをつなげて一つのメッセージ性を理解するのが毎回苦慮する。観客に能動的な映画への接し方を教えてくれる。
本作ではSNSで人とつながり、気弱な女性を黒木華が演じる。「凪のお暇」でも見せてくれた、薄幸らしさはうまい。
安室の魂胆や、真白の思いといった部分が明示されないのは、そうした余白を観客にいろんな視点で考えさせるためであろう。ゆえに岩井作品は考察サイトが多数存在する。
映像も白い三角帽(?)を被る主人公が冒頭に現れるなど、不可思議でありながら印象的なシーンが数多く登場する。 -
THE・岩井俊二監督映画です。個人的にはとても良かった。
黒木華さんを見た時のイメージで作った物語ということもあって、どのシーンも黒木さんの演技が印象的でした。
前半は少し冗長だと感じましたが、登場人物たちを描き切るために監督的には必要最低限の物語だったのかなと思います。
後半のスピード感がありながらもとても濃密な物語に圧倒されます。(それだけに前半を冗長と感じてしまう)
全編を薄気味悪いベールが包んでいるように感じられるのですが、現代社会と人々の危うさによるものだと思います。
そんな中、最後の最後、現代の気味悪さとスマートに生きる仮面をはぎ取られた人間の剥き出しの感情が混ぜこぜになったシーンには圧倒されます。
音楽はウェディング曲で構成したのかな?
岩井俊二作品らしい画と曲の構成も魅力の一つです。 -
危うい主人公
怪しいけど優しいなんでも屋
幸せが幸せにならない女優
現実のような現実でないような不思議な世界
自分の日常も、傍から見たら危ういのかもしれないと思った
不器用な毎日も、これでもいいのかもしれないと思えた
ピアノの音が心地よかった -
岩井俊二さんファンとしては、納得の作品でした。
俳優陣も好きな人が多く、特に綾野剛さんの安定感は山田孝之さんを超えてますね。
長尺なのもあり賛否ある映画ですが、こういう作品を楽しめる人間で本当に良かったです。 -
2019年10月19日観終わった。アマゾンプライムで。
なんだか不気味な話。
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3時間という長さを全く感じず、不思議な物語の世界の引き込まれていきました。岩井俊二の映画は「Love Letter」以来なのですが、彼が当て書きしたという黒木華の魅力がぐいぐい引っ張ってくれました。
夫と離婚させられたり、自殺の道連れにされそうになったりと、幸せを掴んだかに見えては不幸に落ちていくスパイラルはなかなか見ていて辛い。これって、善意の固まりのように見える綾野剛が仕組んだことなんだよなぁ。ひどい話です。多分彼の善意の行動は、最後に黒木華にリサイクル品を届けたときだけだと思われます。さんざん酷い目にあった彼女がなんで最後にあんなすがすがしい表情をしているのか不思議なのですが、彼の行動と関係あるかもしれませんね。 -
これは、何という映画でしょうか。なんか意味わからないけど、すごく印象に残る。
綾野剛がこれまで見たどの役より良かった。ほんと意味わからんけど。
これなに?