【Amazon.co.jp限定】ザ・ボーイ~人形少年の館~(オリジナル2L型ブロマイド) [Blu-ray]

  • エイベックス・ピクチャーズ
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感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
     評価がとても割れている作品。終盤の展開が特に批判されていたため、自分にピッタリハマれば好みの映画なのかもしれないと思い視聴。
     結論から言うと、個人的に面白かった。
     登場人物ほぼ全員ホラーにあるまじきいい人間だったのが、見ていて救われるようで、ひとつの魅力だった。
     「人形を愛でる夫婦」「幽霊」という異質な存在を徹底的に排除しようとせず、理解して受け入れようとする主人公と、主人公に思いを寄せるマルコム。この時点で最早ホラーの常識を覆してしまうのだが、その気持ちいい裏切り方にハマるかハマらないかで、最後まで楽しめるかが別れてくる。
     不気味な演出で迫りくるような怖さがあるのに、中盤人形に幽霊が宿っていたと知るや、何故かとても喜んで、心から可愛がるようになる主人公。その理由も掘り下げられており、主人公への好感度、そして狂ったとしか思えない主人公を見守り続けるマルコムへの好感度が中盤でピークに達するのだが、終盤でまさかストーリーの余韻以上にキャラクターへ感情移入してしまうとは……
     本格ホラーを求めて救いのない展開が好きな人は、やはり低評価にならざるをえないだろう。
     しかし、バッドエンドでも話の何処かに救いを求めてしまう人、演出より人物描写を重視する人、そんな人には楽しめるのではないだろうか。
     終盤、主人公が逃げ出さずに戻るシーンでは、今まで自分を守るために逃げていたのを止めて、誰かを守るために逃げない選択をするその強さと成長に、分かりやすい筋立てながら感動してしまった。冒頭から終盤まで、段階を踏んで心が成長していく主人公を見るのは、とても気持ちいいものだ。
     人の心を重視したホラーなのかもしれない。ホラーとして異質な「永遠の子どもたち」を思い出してしまった。

  • 少女の人形が出てくるホラーは多いけれど、
    そういえば少年は珍しいかも!?(そして美少年。笑)と思って興味津々で借りた。

    どこかギレルモ・デルトロ監督を彷彿とさせるような美麗なお屋敷、
    人形を自分の息子と信じきって溺愛する老夫婦…
    ベビーシッターとして雇われた主人公は「必ず守らなくてはいけない10のルール」(グレムリンみたいだな…)で人形少年の世話を始める。

    宣伝文句の通り、自分は先入観の塊だったと思い知らされた。
    また魅せ方が巧み。
    勘の良い人なら気づくのかなぁ、予想外の展開で面白かったです。

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