女のいない男たち (文春文庫) [Kindle]

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著者 : 村上春樹
  • 文藝春秋 (2016年10月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)

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女のいない男たち (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 歴史小説が食傷気味だったので、気分を変えて。
    自分が言語化できない、気付いてもいない感情を綺麗な言葉で掬い出してくれている感じがする。
    (それは幻想で私はそんな体験も感情も抱いたことがないかもしれない)
    短編小説集なのだけども、後半になるほど村上春樹ワールドが深くなっていく気がして、読み慣れていない私はラスト2つがしんどかった。

  • ノーベル文学賞候補として毎年話題になり、「国民的作家」として取り上げられることが多い、村上春樹。
    自分もその作品の発表を心待ちにしている読者の一人です。
    文庫版が続けて発表されたようで、その中からまず、この短編小説を読むことにしました。
    著者自身による「まえがき」によると、9年ぶりの短編集とのこと。
    6つの短編小説が、納められています。
    それぞれの話は独立していて、相互の物語はリンクしてはいません。
    でも6つの作品に共通しているのが、主人公が全員、男性であること。
    そして時期や相手、また理由はまちまちですが、身近にいた女性を失った経験があるということ。
    現在から過去を振り返るような形で、主人公たちが自らの心と対峙していく姿が描かれています。
    とはいえ、どれもが似た作品というわけではありません。
    作品によっては、どのようなシチュエーションで展開している話なのかわからなかったり、「この後、どうなったんだろう」と疑問を持たせたまま終わるものなど、個性的な作品群となっています。
    不思議な感覚を提供しながらも、それぞれの作品にテーマが散りばめられている。
    そのテーマについて、読者が考えながら読み進める。
    そんな、村上春樹ワールドが展開されています。
    今回もその世界にどっぷりはまらせていただきました。
    短編も読みたいけれど、新作長編も読みたい。
    次回作の発表を、楽しみに待ちたいと思います。

  • ≪そんなとき、それらの出来事は、文字通り昨日起こったばかりのことのように感じられる。音楽にはそのように記憶をありありと、時には胸が痛くなってしまうほど克明に喚起する効用がある。≫

    何かの理由で、「女」を失ってしまった男たちの物語。

    最近、割と小説以外のものを読んでいたので、小説(中でも村上春樹の小説)を読むのはとても久しぶり。「海辺のカフカ」以来な気がする。(この本も、実は最初エッセイ集だと思っていて、読み始めてから短編小説集だと気付いた)

    久しぶりに読んだけれど、村上春樹の文体は健在。
    「イエスタデイ」で
    ≪決めの台詞を口にしすぎることも、僕の抱えている問題のひとつだ。≫
    と主人公である「僕」が(心の中で)言っていたけど、決め台詞になるような言葉が本当に多いと思った。

    最初さほど面白いと思わなかったのだけど、読み進むにつれて心を惹かれるようになったのは「独立器官」。穏やかに、独身を謳歌しているかに見えた医師が、あんな運命を辿ることになるとは…、と少し重い読後感に衝撃を受けた。

  • 春樹の短編は久しぶりだった。どれもまさに「女のいない男たち」の話であり、救いのない、いたたまれない気持ちになった。でも不思議と読後感は悪くない。「木野」がうすら気味悪かった。

  • 再読。kindle。最初に読んだとき以上に、村上さんの色がべったりとついているなあと感じた。

  • 失われた傷の痛みそのものに向き合うのが村上春樹。その独特の世界観を気軽に味わうには、ぴったりの短編小説集です。

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