文學界2016年11月号

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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910077071161

感想・レビュー・書評

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  • 今号のトピックは何と言っても阿部和重さんの新連載「Orga(ni)sm」に尽きる。
    『シンセミア』『ピストルズ』につづく“神町トリロジー”完結篇。
    初っ端のバラク・オバマさんの部分、頭がこんがらがってメモを取ってしばらく考え込んだ。
    面白くなりそうだ。今後も期待大。
    中原昌也さんの「悲しみの遺言状」。
    おー、異次元の作家さんだ。
    砂川文次さんの「熊狩り」。文學界新人賞受賞第一作。
    受賞作も読んだが、実力者だなあ。
    安部公房の『砂の女』に似てる?
    杉本裕孝さんの「弔い」。
    往復書簡な形式は面白かったが、結末がちょっと凡庸かな。ごめんなさい。
    渡谷邦さんの「籠崎さんの庭で」。2016 年下半期同人雑誌優秀作。
    おもしろいなあと読んでいたら、急に結末が来て終わってしまった。びっくりした。
    真ん中の部分がないと思うのですが…。
    “特集 映画 美女と色男”
    荒木一郎さんインタビュー。デビュー 50 周年ともなると好き勝手言いたい放題で笑った。

  • 映画 美女と色男で塩田明彦監督とスクリプター白鳥あかねさんの対談は興味を引く。『日活ロマンポルノは永久に不滅です』のタイトル。1971年から88年の間に1100本以上製作された日活ロマンポルノその年代その世代なので、共感する部分が満載。ちなみに私は田中登監督のバイオレンスなロマンポルノが好きだった。

  • 会社の同僚が「文学界」で小説デビューしていて3作目。自分のこと、家族のことをいろいろ考えさせられる。

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