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感想・レビュー・書評
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12話までなので話題の15話はネットから読んで1巻を読み直す。これが何処から仕掛けられていて仕向けられていたのか。まぁ最初からでしょうな。
"感動の家族の再生ストーリー"がただの張りぼてに変わる瞬間はホラーであり、世界が裏返る様は、あっと言わせるミステリー小説でもある。
編集からの要望の「あまり酷い話は読者が読みたくありませんから」がこの作品の感想を読むと図らずとも外れていないのとその策として叛旗を翻した15話が凄味を帯びている。
でも、ここから作者がこの作品で何を伝えるかによってまた大きく作品の評価が一変しそうな難しい舵取りになっていると思う。
毒親を扱った漫画は増えているが、ただの不幸話の悲劇のヒロインにもなりうるし、読者に受ける毒親を元に葛藤や苦悩を乗り越えて再生し、成長した姿で描けることも出来ると思うが、脚色と真実の按配を作者はどちらの方に取るのか?
作品の感想ではないが鬼畜系の漫画家はもうあんまり流行らないのだなぁとしみじみと思いました。