怒り DVD 通常版

監督 : 李 相日 
出演 : 渡辺謙  森山未來  松山ケンイチ  綾野剛  広瀬すず  宮﨑あおい  妻夫木聡 
  • 東宝
3.78
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感想 : 143
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104106544

感想・レビュー・書評

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  • いやー、すごかった。
    なかなか妻夫木聡と綾野剛のきわどいシーンもあったりするので苦手な人は苦手かもですが。

    こんだけ演技の上手な人が体当たり演技してるのに話題にならなかったんだなー。

    また手配写真が上手な!
    みんな似て見えるんだもんなー。

    森山未來はやっぱりさすがでした。
    オンオフがすごすぎて狂気を感じる…そして、案外お!と思ったのが広瀬すず。若手女優さんの中でも上手ですねー。

    それぞれの怒り。それはちょっとでてくる人ひとりひとりの怒りがあります。

  • 悲しみが怒りにつながり、色々なものが見えなくなる。大切なものは減っていく。
    深いけど観るのに覚悟のいる映画。

  • 怒怒怒・・・

    八王子の一軒家で夫婦が惨殺される殺人事件が発生・・・
    現場には『怒』という血文字が残されていた・・・
    犯人として指名手配された男はどうやら整形して逃亡中・・・
    1年経ってもまだ未解決・・・
    テレビなどで指名手配の顔写真が公開された・・・

    あれ?
    似てる・・・?

    愛しい人・・・
    信じてる人・・・
    が・・・
    もしかしたら・・・
    殺人犯なのではないか?
    まさか?
    そんなわけない・・・
    でも?
    何だか似ている?
    特徴も・・・
    え?
    ウソでしょ?

    信じたい・・・
    ウソであってくれ・・・
    という思いと・・・
    でももしかしたら、という拭いきれない疑念との間で揺れ動く登場人物たち・・・
    と観ているボク・・・
    3つのプロットがあり・・・
    それぞれにワケアリ男が出てくるわけですが・・・
    その誰であって欲しくもないと登場人物たちとつい一緒に願ってしまう・・・
    ぐらいに皆様の演技がグンバツ・・・
    特に渡辺謙、宮﨑あおい・妻夫木聡・佐久本宝、広瀬すずの信じたい側ね・・・
    誰が殺人犯なのか、は二の次になるくらいに魅せてくれる・・・
    いや、もちろん松山ケンイチ・綾野剛・森山未來の疑わしい側もやる・・・
    ちゃんと3人それぞれに怪しく感じる・・・
    視覚的にも犯人のシルエットがマジで3人のメンズ誰でもいけそうに見えるのである・・・
    でもミステリ部分はあくまでメインではない・・・
    信じたいと、でももしかしたらとの狭間を行き交う擦り切れそうな葛藤っぷりと・・・
    信じ切れなかった者たちの深く激しい後悔と信じ切れなかった自分への怒りと・・・
    信じていた人からの残酷すぎる裏切りに対する止めようのない怒りと・・・
    どうにもならないものへのやり場のない怒りを・・・
    マジビンビンに感じる皆様の演技こそがメインで、それはとてもgoodでした・・・

  • 信頼とはなんなんだろうと考えさせられる話だった。愛していても、婚約していても本当の意味で相手を信用できているのか、自分の見る目を信じられるのか。

    自分を信じられない人は人のことも信用出来ないのかもしれない。

    バイの妻夫木、東京で売りをやっていて実家に呼び戻された情緒不安定の宮崎あおい。2人とも自分なんかがしあわせになれるはずないって信じることができないでいる。

    広瀬すず演じる高校生は
    対照的にしあわせになれる未来と自分を信じている。だから他人を簡単に信用できたのかなぁと思ったり。結果的に信じて、裏切られたのだけれども…

    信用して裏切られるのと
    信用せずに相手を傷つけてしまうのと
    どっちがいいことなんだろうなぁ。。。

    本当の意味で相手を信頼することは
    自分のことも信頼している事になるんだと思った

  • 素性の知れない他人を信用できなかった自分への怒り。米兵に辱めを受けたことへの怒り。それを止められなかったことへの怒り。侮辱に侮辱を重ね塗りされたことへの怒り。対象のない怒り。

  • 制作年:2016年
    監 督:李相日
    主 演:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴、宮崎あおい、妻夫木聡
    時 間:142分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ


    八王子の閑静な住宅地で、惨たらしく殺された夫婦の遺体が見つかる。
    室内には、被害者の血で書かれたと思われる『怒』の文字が残されていた。
    犯人逮捕に結びつく有力な情報が得られないまま、事件から1年が経ってしまう。
    千葉の漁港で働く洋平は、家出していた娘・愛子を連れて帰ってくる。
    愛子は漁港で働き始めた田代という男と親密になっていき、洋平に彼と一緒に住みたいと告げる。
    しかしその直前に愛子のために田代に正社員登用を勧めて断られていた洋平の胸の内は複雑だった。
    二人のアパートの下見の際、田代が前住所を偽っていることが判明。
    さらに田代という名すら偽名だった。
    疑念を強める洋平が愛子を問いただすと、彼は借金で追われていると告げられる。
    そんな中、テレビで整形して逃亡を続ける八王子殺人事件の犯人の似顔絵が公開された。
    手配書を見つめ、警察に電話をかける愛子。時を同じくして田代は行方をくらます。
    東京にある大手広告代理店に勤める優馬は、たまたま知り合った直人と親密になり、住所不定の彼を家に招き入れる。
    直人は末期ガンを患う優馬の母・貴子や友人とも親しくなっていく。
    しかし日中の彼の行動がわからない上に、仲間内で空き巣事件が連続していること、見知らぬ女性と一緒にいたことが重なり、ニュースで報じられた事件の犯人の特徴を知った優馬の脳裏に直人の姿が浮かぶ。
    ふと、冗談めかして殺人犯かと口に出してしまう優馬。後日、直人は優馬の前から姿を消す。
    母と沖縄に引っ越してきた泉は、離島を散策中、一人でサバイバル生活をしている田中と出会う。
    泉は気兼ねなく話せる田中に心を開いていく。
    ある日、同い年の辰哉と訪れた那覇で事件に遭遇。
    彼女がショックを受け立ち直れないのも自分のせいだと自責の念にかられる辰哉は、田中に悩みを打ち明ける。
    自分は味方だとの田中の言葉に救われる辰哉だったが、彼の隠された事実を知り、やりきれない思いが胸中に広がっていく。

  • 感情移入してみたらいいんだろうけど客観的にみてしまった為、クイズ誰が犯人でしょう?にしか見えなかった。バベルみたいに異なるストーリーがある時、一つに繋がるアハ感はあるものの、少しあざと過ぎて白々しく見えてしまう。
    ただ、一人一人の俳優さん、女優さんの演技はうまい。特に高畑充希の演技力は最高。鳥肌が立った。

  • ストーリー、映像、構成、演技、音楽と多岐にわたり綿密に工夫が凝らされている映画であった。

  • よく練られた話だけど、
    最後の方まで、リアルさが気持ち悪い。

    演出がリアルで汗臭く、
    イヤ〜な気持ちになる。

    役者陣も良いし、話も上手い。
    けど、この心地悪さは、イヤだった。

  • めっちゃよかったですね。
    第一線にいる俳優陣が、なぜ第一線にいられるのか体現してくれます。
    ストーリーも配役も余韻も文句ありませんでした。

    必ずいつかまた見たいですねー

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