僕だけがいない街(9) (角川コミックス・エース) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 291
感想 : 20
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感想・レビュー・書評

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  • 外伝というか、補填というか…

    ケンヤもカーチャンも、悟の雛月への感情が恋愛ではないと強調。
    ちょっとあざとしつこいと思った。
    それだけ雛月ヒロイン視してアイリENDが許容できなかったのが多いのだろうか。
    最初から(確か2巻か3巻が出たころにKindleでセールやってて買った)読んでると、アイリがヒロインなのがむしろ確定してから始まったように思うのだが。
    ちょっと女々しいというか読者へのフォローというよりはみみっちい言い訳に聞こえたのが残念。

    それぞれのエピソードは面白く読めた。
    ただ9巻として出すよりは外伝とか捕逸とかして出したほうがよかったように思う。
    これから買う人がいたとして8巻で終わってないと思われるのは何か残念

  • 蛇足かとおもったけど、よかった

  • 本編を上手に掘り下げ、補填していてとても満足の出来る特別編でした。
    その中でも加代編が1番シンプルで好き。

  • あれっ?? 前巻で完結したんじゃなかったっけ?って思った…。通算3回目暗位になりそうな展開をまたもや見さされているような印象…。そうか・・外伝だったんだ…。他の人のレビューを見て気付いた。

  • -

  • 子どもたちやお母さんの描かれなかったエピソード。無理に本編に入れ込まず、外伝として書いたのは良かったと思う。本編の複雑さを考えると、さらに混乱させたり中だるみを抑えられたと思うので。

    本来の時間軸では加代が亡くなって、卒業式で話すのと同じ話を、悟が昏睡状態の卒業式でも普通に語ってる。あいつの感覚が怖いけど興味深い。
    すでに完結した物語でも触れてはいるのだけど、出来たら彼をもっと掘り下げた話が読んでみたいな。
    読み返しても蜘蛛の糸が見える意味が掴みきれない。

  • 僕街の外伝。主人公・悟の周りにいた人たちを視点とした短編。雛月、ケンヤ、佐知子、そしてアイリ。彼(女)らから見た悟。本編の完成度は素晴らしかったけれど、いろいろな伏線にさらに厚みを持たせる外伝。

    売れた作品に後から外伝をつけることが、ときには蛇足になってむしろマイナスになることも多いけれど、この外伝は本編にさらなる深みを与えるものになっていました。あの時のあの言葉、あの時のあの行動。その意味を知ることができて、本編をもう一度読み返したくなりました。

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著者プロフィール

北海道出身、千葉県在住。第40回「手塚賞」佳作。第41回「手塚賞」準入選。1995年「アフタヌーン四季賞 春のコンテスト」準入選。代表作は『カミヤドリ』(角川書店刊)、『鬼燈の島』、『魍魎のゆりかご』(スクエア・エニックス刊)など。

「2022年 『夢で見たあの子のために (11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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