グッドモーニングショー DVD通常版

監督 : 君塚良一 
出演 : 中井貴一  長澤まさみ  志田未来  時任三郎 
  • 東宝
2.81
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104106568

感想・レビュー・書評

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  • 2016年
    収録時間:104分

    アマプラにて。
    結構面白かった。というか、役者で魅せられてたら感はある。
    演技派が多いので見入ってしまうよね。
    全て観たわけではないけど、中井貴一さんが主演で途中で観るの止めるくらいつまらない作品に出会ったことがないので…
    濱田岳さんの演技もとても良かった。
    途中、命を捨てるか取っておくかの投票の場面で「捨てる」が大多数なのだけは謎だった。
    いくらなんでもそんなに日本は腐ってないと思いたい。
    何か意図があったのかもしれないけど、私にはそれを汲み取れなかった残念…。

    ″「踊る大捜査線」シリーズの脚本家として知られる君塚良一が、オリジナル脚本で手がけた監督作。中井貴一を主演に、ワイドショーで司会を務める落ち目のキャスターが陥る災難だらけの一日を描いた。朝の情報番組「グッドモーニングショー」でメインキャスターを務める澄田真吾は、起床して早々に妻と息子から、出勤途中には番組サブキャスターの小川圭子から、それぞれ困った相談を持ちかけられる。さらに、プロデューサーからは番組の打ち切りを告げられて踏んだり蹴ったり。そんな時、都内のカフェで人質立てこもり事件が発生。「グッドモーニングショー」も事件をトップに生放送を開始する。しかし、ほどなくして警察から連絡が入り、犯人が「澄田を呼べ」と要求していると知らされる。中井のほか、初の女子アナ役に挑む長澤まさみ、志田未来ら豪華キャストが結集。″

  • 21/6/29 WOWOWで放送。2016年、日本映画。主演:中井貴一、脚本・監督:君塚良一。

     澄田真吾(中井貴一)は、自身がメインキャスターを務める朝のワイドショー番組「モーニングショー」が打ち切りの危機にあるとプロデューサーから聞かされ、、そしてサブキャスターの小川圭子(長澤まさみ)からはありもしない不倫の事実を生放送で公表すると詰め寄られ、崖っぷちにいた。そんな中始まったある日の放送中、男が客を人質にとって喫茶店に立てこもるという事件が起きる。そしてなぜか犯人が澄田を現場に連れてくるよう要求したことから、澄田はカメラを隠し持ちながら現場に踏み込むことになる。

     コメディ色は強いものの、放送現場での1分1秒を争うやりとりや緊迫した状況、ワイドショーと報道部のいざこざなど、報道の業界を描いたお仕事ドラマとしてしっかり楽しめる。さすがに長澤さん演じる女子アナの行動は実際にはありえないと思うけど。最後のアンケート、本当に実施していたとしたら、面白半分で投票する人がいて、こういう結果になってしまう可能性が大いにあるだろうなぁと思ってしまうのは悲しいところ。しかしこういう役がハマるなぁ、中井さん。

  • 中井貴一が良い。

  • ストーリーに魅かれるところは特にないけど、TV番組制作の裏側が見られて面白かった。

  • テンポが良くて、役者がいい。

  • 何が言いたいのか、よくわからない作品。フジテレビの自己反省か?

  • ツッコミどころは満載だけど、エンターテイメントとしては◎
    序盤の朝のワイドショーを制作する裏側、本当にあんな感じなのかなぁと。

  • 制作年:2016年
    監 督:君塚良一
    主 演:中井貴一、長澤まさみ、志田未来、池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介、濱田岳、吉田羊、松重豊、時任三郎
    時 間:104分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタル2.0ch


    澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。
    かつて報道番組のエースキャスターだったが、ある震災現場からの現場リポートが世間から非難を浴びて番組を降板。
    以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われ今に至っている。
    ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻・明美の言い争いに巻き込まれる。
    逃げるようにテレビ局に向かう途中、今度はサブキャスターの小川圭子から連絡が入り、二人の交際を今日の生放送で発表しようと迫られる。
    彼女は澄田と付き合っていると勘違いしているらしい。
    さらに石山からは番組の打ち切りが告げられ、新番組への登板もないことも伝えられ、踏んだり蹴ったりの事態に意気消沈するばかり。
    そんな中、都内のカフェに銃を持った男が人質を取って立てこもっているという速報が飛び込んでくる。
    芸能ゴシップや政治汚職、行列スイーツ特集を押しのけ、立てこもり事件をトップのネタに番組はスタートするが、その直後、立てこもった犯人が、澄田を現場に呼べと要求していることが分かる。
    現場での過去のトラウマもあり困惑して拒否する澄田だったが、警察からの依頼を受けた石山からの命令、番組視聴率のため、そして圭子の暴露から逃げ出したいために澄田は現場へと向かうのだった。
    やがて、防弾チョッキにカメラとマイクを仕込ませたワイドショーのキャスターが、銃と爆弾を持った犯人と向き合うという前代未聞の生放送が始まった…。

  • 終盤ダラダラして退屈でしたが、それでも結構面白く観れました。
    でも人質とって立て篭もってる犯人相手してるのに、緊張感全然ないのはどうなんでしょ?
    まあコメディなんで仕方ないですね、気楽に観れる作品でした。

  • バッドエンディングに疲れたので何も考えずに視聴できるものを求めて選んだ。なんか設定が面白そうだから気になってた映画だ。

    朝のワイドショー「グッドモーニングショー」でメインキャスターをする澄田はいつもの起床すると、妻子が澄田が起床する時間に起きていた。「話があるの」意味深な声音で語る妻(演じるは吉田羊)、唐突に大学生の息子が「俺結婚するから」という告白をする。
    どうやら相手に子供が出来てしまったとのこと。動揺する澄田だったが、出勤時間のため話半分で家を出ていかねばならなかった。
    そんな始まり方をする一日は災難続きだった。

    意味深に脅迫じみた熱い目線を送る圭子。どうやら傷心な彼女を澄田が慰めたのを勘違いしているらしい。彼女の初登場はコメディじみたホラーだ。タクシーで並走しながら電話をする圭子。なんでわざわざ並走すんだよ、てか気付かないのかよ。「私、今日発表しますから」と言って電話を切る圭子。濃い。初めから濃い。

    澄田が担当する番組の制作陣も濃いこと濃いこと。芸能担当と報道担当は構成を奪い合う。ちなみに報道担当は林遣都。相変わらず爽やかで好きです。ワイドショーと部署の違う報道部に頭を下げて情報を取ってくる板挟みの役だ。まるで阿吽の呼吸で放送時間に合わせて準備を着々と進めていく。

    その時、石山に呼び出された澄田は、番組打ち切り、キャスターも降板の危機であることを知らされていた。
    一方オフィスでは、警報が鳴った。立てこもり事件発生を知らせるサイレンだった。それを聞き終わると同時にものすごい速さで軌道修正していく制作陣。

    放送ギリギリで内容構成を変更し、スタート。あの思い込みの激しい圭子ちゃんはキャスターとして仕事をするとガラっとイメージが変わる。あんなに色っぽい話し方をしていたのに、報道場面では堅苦しいキャスターに早変わりだ。
    圭子の《発表》を阻止するため、澄田はあの手この手で逃れる。絶妙なタイミングでのCM入りである。

    立てこもり犯の要求はなぜか澄田だった。その連絡を受けた澄田は現場に逃げることになる。バイクにまたがり、出発する直前4月生まれは?とスタッフに訊くと「最悪です」と無下に答えられる。やっぱり当たるのね。

    澄田には現場に出るには躊躇う理由があった。圭子の「おかげ」で立つことができたが、かつて、台風のあった現場報道で笑顔で顔に泥を塗りたくる場面をカメラに映されて、炎上してしまった過去があったのだ。

    犯人の澄田ご指名のお蔭でワイドショーにはどんどん情報が入り込んでいく。名前が判明したときの林遣都の滑り込みはかっこいいので必見。好きです(二回目)。
    警察の計らいで防弾・防爆スーツというガンダムのような装備を着込み犯人に近付く澄田。ワーカーホリックなのかマニアなのか変態くさいカメラマンのおかげで、生の映像を送り込むことに成功する。
    心配する圭子に、同じサブキャスターの沙也は「死んだら社長賞ですよ」と冷たく返すところも好きです。一緒に生命保険の心配をする妻。澄田はとことん女運が悪いというか、いや、強かな女性に囲まれているので良いのか。

    犯人の要求は澄田がテレビの前で土下座して謝罪することだそうだ。理由は「偉そうだから。そんなに偉いんですかあ?」犯人役の濱田岳の熱演が光る。澄田のトラウマでもある泥を塗りつける真似をして「サイテー」とつぶやいた。
    土下座すらもショーとなりうるマスメディア。そんな澄田の姿に耐え切れず、声を上げたのは沙也だった。
    澄田が笑顔で泥を塗りたくっていたのは、台風の被害で泥だらけの少年と同じ姿になって励ますためにしたことだったのだ。それが運悪く放送に入り、切り取られてしまったのだった。
    澄田はそれを誰にも言わなかった(言えなかった)のは少年を巻き込んでしまうだろうという澄田の配慮ゆえだった。

    少年のエールは被災者への侮辱に。
    切り取られた映像は簡単に意味を変えてしまう。
    澄田はそんなマスメディアの犠牲者だったのだ。

    そんな時、圭子はチャンスだと思ったのだろう、
    だから私はお付き合いしてます、と発表してしまう。
    さすがにピー音で中止する制作陣。
    それを聞いていた妻は冷静だった。「だってあの子のあの人ばっかり見てるけど、あの人の好みはもっと若い子よ」冷静すぎて怖いよ。さすがキャスターで片付けられるのか。

    圭子によって混乱したスタジオだったが、制作陣は莫大な情報量の中から犯人の真相に近付いていく。実は彼はブラックな就労態勢と火災の原因を店長に押し付けられ、その抗議を澄田に代弁してもらおうと直接訴えに出たが無視された経緯があったのだ。
    全てを明るみに出したあと、もう何も残すことはないと猟銃を自らの喉に突き付ける犯人。
    そこで圭子が視聴者に呼びかける。犯人の命は捨てるべきか、とっておくか。残酷な二択だが、澄田や番組の願いに反して「捨てる」ことを視聴者は望んでいた。しかし、澄田は石田へのサインでその結果を改ざんするよう指示して、犯人を説得することに成功するのだった。

    見世物としてのワイドショー。視聴者が全てで、楽しめれば良い。数字を追いかけていくうちに、倫理観などかなぐり捨てて時には道化にすらならなければならない。そしてそれを発信するのは同じ人間だ。いくらでも操作することができるし、多くの人間が関わり、影響が大きい。映画としてマスメディアの在り方を問うような作品だった。

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