LION/ライオン ~25年目のただいま~ [DVD]

監督 : ガース・デイヴィス 
出演 : デヴ・パテル  ニコール・キッドマン  ルーニー・マーラ  デヴィッド・ウェンハム  サニー・パワール  アビシェーク・バラト  ディープティ・ナバル  プリヤンカ・ボセ 
  • ギャガ
3.77
  • (22)
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本棚登録 : 208
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921405386

感想・レビュー・書評

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  • (Amazonより)
    内容紹介
    アカデミー賞®作品賞を含む、6部門ノミネート! 世界の映画祭を賑わせた感動作!
    5歳の時に迷子になったインドの男の子が、25年後Google Earthで起こした奇跡! 驚愕と感動の実話を映画化!
    【ストーリー】
    オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。
    インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ。
    成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。
    人生を取り戻し未来への一歩を踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった“ただいま"を伝えるため、彼は遂に決意する。「家を探し出す―」と。




    これが実話だということに驚きました。
    青年サルーが5歳の頃の記憶から Google Earthで自分の家を見つけたかも...というシーンと実のお母さんと再会するシーンでは涙が出ました。
    育ての両親も素晴らしい人です。こんな人もいることに私なんかは世の中捨てたもんじゃないなぁ...と思ってしまいます。とても私には出来ないことです。
    この映画を観ながら、この主人公はどこかで見たような...と思い検索してみると 以前観た『スラムドッグ$ミリオネア』の主人公の青年でした。
    『スラムドッグ$ミリオネア』から8年経っているようなので 成長してカッコいい青年になってるなっと心の中でニンマリしてしまいました。笑!
    それにしてもインドの状況って相変わらず 映画の中のような感じなのでしょうか...?
    ラストには実際に実のお母さんと育てのお母さんと青年が抱き合っているシーンが流れて本当に良かったなぁと思うのですが ナレーションで兄は亡くなってしまっていて あんなに仲の良かった2人の再会が果たされなかったことは残念でしかたありません。涙...

  • インドで5歳の時に迷子になり、オーストラリアに養子に出された男性が、記憶の断片を辿りながら、Google earth を駆使して、迷子から25年後にインドの自分の家を探し当てる…、という実話に基づくお話。

    あちこちに掲載された、そんな紹介文そのままの、至極シンプルな展開のお話なのだけど、それ故に、かえって、テーマが際立って明確に見えてくる作品。

    インドで生まれ、オーストラリアで育った青年サルーは、学業も、仕事も、恋人も、良好だった里親との関係に溝が出来ていくのもかまわず…それこそ、全てを投げ打つように、検索作業に没頭していきます。

    そんな彼の執着心と異常とも思える姿は、

    「自分は一体何者なのか?どこから来たのか?」

    という問いに突き動かされており、その答えがわからないことが、どれ程辛いことであるかと同時に、存在の自己肯定の土台として欠かせないものであることを、まさに直球で突きつけてくるのです。

    インドからオーストラリアに渡り、国籍まで変わったサルーほどでなくても、例えば、父親を知らず、母親にも教えてもらえず、戸籍にさえ父の名の記載のない、いわゆる日本の法律では「嫡出ではない子」と定義される人や、施設等で育ち、実の家族の手がかりがないままの人などは、同じように、自己のルーツやアイデンティティを求めて少なからず苦悩し続けているのかもしれません。

    物語の最後、インドの家族と再会し、とても晴れ晴れとしたサルーの表情を見ると、家族の事情があってルーツがわざと明かされない、もしくは明かせないことも当然あるのでしょうが、できるのであれば、子供たちが成人した時に、辿るか辿らないか選択できるだけの手がかりを用意しておくのも、関わる大人の義務なのかもしれない…と強く思わされた作品です。

  • 少年サルーは5歳で迷子になり、養子として貰われていった先でGoogle earthを駆使しながら25年かけて生家と母を探してゆく。この物語が実話であるということが、心に迫るものを呼び起こしている。

    この映画の救いは、サルーを取り巻く人々の優しさだ。彼を身近に取り巻く人々のみならず、ダンボールを提供してくれるストリートチルドレンの一人までも、心がある(あの少年の大きく息をするアクションが記憶に残っている)。様々な人種と様々な言語と様々な生活が、ガンジスのごとく轟々と音を立てて流れていくインド社会と、それと対照的な穏やかなオーストラリアの生活を背景にして、人間の温かさが際立っている。

    また子役を演じるサニー・パワールや、兄ちゃん役のアビシェーク・バラトの澄んだ瞳、脇を固める実力派の俳優たちの演技も、この物語の救いの感覚を一層際立たせている。

    Google earthを使って生家を探し出すなんて、今の時代だからできるんだろうな。
    ルーニー・マーラ、きれいだな。

  • 育ての親も、生みの親も、
    どちらも本物であって、
    だからこその葛藤もあったのだろう。

    家族とは。
    愛情とは。

    それにしても、
    グーグル先生すごいw

  • にーちゃぁぁぁん

    にーちゃんのことが大好きな小さな主人公
    遊びながら生きようとしていた兄弟の仲の良さが好きだった

    養母役のニコール・キッドマン
    どこを見ているのかすごく遠くを見つめながらの息子に語るシーンが良かった
    広い地球の上で家族が出会えたのは、きっと良かったんだと思えた

  • 兄の名はグドゥ

    25年辛い思いをしていたんじゃない
    でも、突然その重みがのしかかると途端にもう今までのように生きていけなくなるだろう

    兄を思い母を思い、寝ても覚めてもけっして頭から離れることはない

    昔、柴犬を飼っていて散歩の途中にひもが手からするりと抜けて犬が走り去って行った時がある
    まだ幼かった私でも、もしかしてひもがどこかに絡まったら帰ってこれなくなる どうしようどうしようと胸が張り裂けんばかりになったことを今でも忘れない
    ましてや我が子となるともう気も狂わんばかりだと思う
    また涙が溢れてる おかえり

  • ★3.5

  • 冒頭の黄色い蝶が綺麗。揚げ菓子、黄色い塔?など後にヒントとなるサルーの記憶に残る映像の魅せ方が上手い。子役の子が可愛らしい。サルーは本当に運が良かった。検索してから居場所を突き止めるまで、思ったより時間がかかってるが実話だからこそ、かな。実際はFacebookも活用したとのこと。養母の「子供を産むより孤児を助けることに意義がある」という考えに衝撃。最後にタイトルの謎が分かって納得。

  • インドの貧しい村から、誤って電車に乗り、遠いコルカタにたどり着き、身元を失った少年が、その後オーストラリア(タスマニア)の裕福な家庭に養子でもらわれ、オーストラリアで不自由なく育ち、ふとしたきっかけで故郷を探し始める物語。
    限られた記憶を頼りに、Google Earthを使って、駅を一個一個潰していく、そんな気の遠くなるようなやり方で本当に生まれ故郷を見つけた、というのは驚異的。テクノロジーの発達した時代の、おとぎ話のような実話ですね。
    でもストーリーとしては感動の帰還、それ以上ではないかなあ。実際にいろんな人に迷惑かけてるわけだしね。インド社会の知られざる闇を描くならもっとそういう描写でもよかったわけだし。

    ちなみに、ルーニー・マーラ美しすぎ。ドラゴン・タトゥーの女と同一人物とは思えない。。。

  • インドの孤児がオーストラリアの夫婦に引き取られて成長し、記憶から薄れてしまっていた故郷をGoogle Earthで見つけ出す、という驚きの実話がベースになっているそうです。
    何と言っても主人公の幼少期の子が可愛すぎる。必死さに胸を打たれました。
    オーストラリアの夫婦はいい人たちなので、手がかりのない故郷探しをする気持ちは分かるつもりでいましたが、今の幸せを捨てる程では、とも思っていることを見透かしたかのような「家族が不注意でいなくなったんだぞ?!探しているに決まっている!何十年でも!」という台詞にはハッとさせられました。そうだよね、その家族の思いを考えると胸が苦しくなるほどの悲しみですよね。
    電車が数日も移動して、着いたところはもはや言葉も通じなくなるなんて、インドは本当に規格外の国なんだなとも思いました。

  • こんな非日常がインドでは日常的に起こっている。
    サルーを導く偶然は2つの家族の愛によるもので、彼のように幸運な少年は滅多にいないのだ。

  • ラストで兄の結末を知ったときは衝撃的だったけど、運命って本当に小さなことでかわるんだなーって改めて思った。

  • イイハナシダナー( ;∀;)
    サルーが育ての親を慮るが故に距離を取ってしまう描写が痛々しかった。でもアイデンティティの在り方もほしい、板挟み。
    両親が自分たちの子はおろしてまで世界中の不幸に生まれた子の誰かを育てるという精神はなかなか尖ってると思いますし、やはりそれもエゴだと思う、マントッシュがはぐれちゃってるのにもそれがあらわれていると思う。
    でもサルーにはうまく働いたのでよかったね。
    サルーの子役の子がめちゃくちゃかわいい!グジェとの兄弟ずっと観ていたかった。

  •  インドで親と離れ離れになり、オーストラリア人の養子となった男が自分の故郷をグーグルアースで探し当て、25年ぶりに帰って来た実話を映画化。

     グーグルアースで探せてしまうので探すこと自体は難しくない。なので、この映画は探すという決断をするまでの心の葛藤を中心に描かれるわけだが、そういう展開によって返ってグーグルアースという技術のすごさが浮き彫りになるようにも感じた。

  • 泣き続けた~。なんというミラクル!!
    実話というのが、すごい。でも実話じゃなかったら意味のない映画だったかもしれない。
    幼きころのサルーが可愛くて可愛くて、ずっと可愛い言ってた。
    危機察知能力に長けていて、足も速くて、カルカッタの町で生き延びたのはほんとうに驚き。オーストラリアの家族も本当に優しい夫婦で運がよかった。
    最後に本物の写真と映像が出てきたのもよかった。

  • よく見つけたね〜(涙)
    両方のお母さん、ありがとう。

  • 子どもが迷子になる前半はあまりに辛すぎました(子役の子がかわいいだけに)。それだけに25年ぶりに遂に故郷へ帰るところは感動的でした。

    でもそれだけならノーマルな感動ドラマにすぎないのですが、わずかな手がかりからグーグルアースで故郷を探し当てるシークエンスが新しいし、そのゲーム性がたまらなく面白いですね。

  • * 主人公がスラムドッグミリオネアのやつだった。かっこよくなったなー。そんでもって子供時代のサルー役の子がめちゃめちゃかわいかった。お兄ちゃんに一緒に連れてってもらう為に力持ちアピールするシーンとかもう。
    * 彼女がめちゃ美人。Social Networkのザッカーバーグの彼女役の子。彼女とそこまで仲悪くなっちゃう理由がわからなかったなー。何もそんなに冷たくしなくてもいいのに。
    * ニコールキッドマンが圧倒的なおばちゃんになっていた。自分で産むよりも、困ってる子供を引き取りたいとか、本当にそんな人っているんだな。例えば日本にもインドから引き取って日本人として育ててる、みたいな人いるのかな。
    * そんでもって義理の弟役はまた凄くダークサイドを持ってそうな俳優見つけたなーという感じ。めっちゃ怖いw
    * 深夜特急読んでても思うけど、インドのこの混沌さは凄いなと思った。子供普通にさらわれたり、売られそうになったり、迷子になったら帰れないなんて。途中で助けてくれるおばさんが裏切るシーンとか本当に闇深い。
    * 最後ハッピーエンディングなんだけど、お兄ちゃんが死んでたのは悲しすぎる。弟見失って凄く悲しかったんだろうな。

  • WOWOW

  • インドで迷子になった男の子が、オーストラリアに養子として育てられ、自分の実の家族を探す実話。
    子供の頃のサルーが本当にかわいくて健気。
    よくあのコルカタの街で生き抜いてくれたなと。

    途中、お母さんを探す間が少し中だるみ感はあったけど、最後に本当の母親と妹に会えて、涙なしには見れない。最後のエンドロールで、実際の映像が流れる際は、もう涙腺崩壊。
    お兄ちゃんのグドゥが、サルーが列車に乗ってしまった日に、別の列車に跳ねられて亡くなってたというのが、いたたまれない。
    今でもインドでは、年間8万人の行方不明の子供がいるそう。

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