「夜は短し歩けよ乙女」 DVD 通常版

監督 : 湯浅政明 
出演 : 星野源  花澤香菜  神谷浩史  秋山竜次(ロバート) 
  • 東宝
3.27
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104108111

感想・レビュー・書評

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  • 森見登美彦さん、本日が誕生日だそう。
    てなことでDVDを見てみた。

    すっすごすぎる・・・
    「うわ~こうくるか!!」
    映像と小説の世界観がこうもマッチする作品ってある~!?
    森見さんの世界と中村佑介さんのイラストが動く不思議な世界!
    湯浅政明監督…天才!!

    京都が舞台。
    乙女が酒を飲み歩くうちにいろんな人に出会って、幸せにして、季節も超えて、時間も超えて、本の神様まで登場して、恋も成就させて…というストーリー。
    いや、これ、文章で書くと「なんのこっちゃ?」かもだけど観るといつの間にか摩訶不思議ワールドに引き込まれてくるのよ~。

    京都を知っている人ならもっと楽しめること間違いなし!

  • この、ちょっと理屈っぽい内容に、絵が絶妙にマッチしている。中原淳一にも通じるような、ノスタルジーを誘い出す絵。

  • クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”(声:星野源)は、“なるべく”“彼女の”“目にとまる”の頭文字を取った“ナカメ作戦”で彼女の気を引こうとする。
    春の先斗町では春画コレクターの東堂に遭遇したり詭弁論部の飲み会に乱入したり京都の大物・李白とニセ電気ブランを呑み比べをしたり、夏の古本市では古本市の神様が引き起こす騒動に巻き込まれたり、秋の学園祭ではゲリラ演劇に参加したり、そして冬……。
    京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれる“先輩”。季節ばかりが過ぎていき、外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いの行方は……?
    森見登美彦の同名ベストセラー小説を、アニメ映画化。
    ストーリーは、先輩に片思いされている黒髪の乙女が、京都の夜で美味しいお酒を追い求めて歩く中で、天狗の樋口や京都の大物・李白など奇妙なものたちと遭遇して奇妙な出会いが引き起こす騒動を、「これも何かの縁」と積極的に巻き込まれていく一夜の冒険が、主軸になっている。
    酒豪で人に壁を作らず、奇妙な騒動に踏み込んでいく冒険好きで好奇心旺盛な黒髪の乙女の冒険を、先輩と一緒に追う内に黒髪の乙女の魅力に惹き込まれるファンタジーアドベンチャーが、魅力的です。
    先輩のキャラクターが薄いのが、惜しい。「お友達パンチ」「詭弁踊り」など、摩訶不思議な世界観が京都文化に関係しているのが、作者の京都愛が凝縮されています。
    「ここで出会ったのも、何かのご縁」

  • 恋と青春の詭弁ご都合阿呆学生群像劇?
    たまたまと奇遇の外堀埋めは2人の縁を結ぶのか。

    先輩脳内会議、韋駄天炬燵とミュージカル、あの大学ならではの学校祭の景色、学生間の友情、酒、ああ、青春。懐かしさ。

    アニメーションとして、極限までにシンプルな絵柄とリズムの良い阿呆さ加減。何を見せられているんや→何これすごい、になる。原作の余韻や静けさがやや不足だけど。
    とりあえず黒髪の乙女可愛い。赤ワンピース黒タイツ可愛い。花澤さんズルい。

  • 黒髪の乙女の趣味は読書と酒。彼女を中心にしたある1日の青春ドタバタコメディなんだが、「銀河鉄道の夜」のようなどこか幻想的でノスタルジックな魅力がある。アニメを見る前にまず原作を読んでおくべし。さすれば、このアニメの良さが倍加されるであろう。世にはびこる引っ込み思案な学生諸君に異性(同性も)に告白するという勇気を与えた(はず)の作品です。

  • 楽しかった(^^)
    原作また読みたいけど実家だー

  • アニメだけど森見さんっぽさがでててなるほどと思った。

    しかし、京都人が先斗町界隈でごきげんで飲み歩くとほんとこんなかんじ!

    京都の夜の雰囲気がよく出ていると思います。

  • 見ていると、とってもお酒が飲みたくなるお話でした。
    神谷さんが女の子っぽい声で歌ってるのが衝撃。碧ちゃん出てたの、分からなかったなぁ…。
    この原作者さんのアニメはいつも独特で変わった表現な印象を受けるんだけど、原作(小説)ではどんな描写がされてるんだろう…と気になりました。

  • 朝から雨… まー コロナ禍で積極的に外出する気分になれないので、天候があまり気にならないですね。


    そうそう、先月、BS12で放映していた『夜は短し歩けよ乙女(英題:The Night Is Short, Walk on Girl)/2017』を観ました。

    2017年(平成29年)の公開時から気にはなっていたのですが、これまで観る機会がなかったんですよねー 

    でもねー ちょっーと波長が合わない感じ… 面白くないこともないのですが、かと言って集中して観ることもできず、、、

    古本市(古本まつり?)のシーンは本好きにとっては興味深いエピソードでしたね… その程度の印象しか残りませんでした。

    登場する街並みを観ていると、久しぶりに京都に行きたくなりました… 旅行に行きたいなー

    -----story-------------
    「MIND GAME マインド・ゲーム」「ピンポン THE ANIMATION」の鬼才・湯浅政明監督が、伝説のTVアニメ「四畳半神話大系」のクリエイター陣と再びタッグを組み、森見登美彦の代表作を劇場アニメ化した青春ファンタジー・ラブコメディ。
    京都を舞台に、青春をこじらせた冴えない大学生の主人公が、秘かな想いを寄せる“黒髪の乙女”の気を惹くために繰り広げる遠回りすぎる作戦を通じて次々と珍事件に巻き込まれていくさまを、一癖も二癖もあるキャラクターの数々と奇想天外なストーリー展開でファンタジックに描き出す。
    声の出演は主人公の大学生に星野源、黒髪の乙女に花澤香菜。

    京都の大学で冴えない日々を送る青年“先輩”。
    クラブの後輩である“黒髪の乙女”に秘かな想いを寄せながらも直接伝えることもできず、妙な理屈をこね回して編み出した秘策は、なるべく彼女の目にとまる作戦、略して“ナカメ作戦”だった。
    こうして、ひたすら外堀だけを埋めるむなしくも涙ぐましい努力を続ける先輩は、驚くほどの天然にして好奇心旺盛な彼女が行く先々で遭遇する摩訶不思議な出来事の数々に図らずも巻き込まれていくのだったが…。


    -----staff/cast---------
    監督:湯浅政明
    演出:湯浅政明
       許平康
    絵コンテ:湯浅政明
        夏目真悟
        大平晋也
        チェ・ウニョン
    チーフプロデューサー:山本幸治
    製作:清水賢治
       大田圭二
       湯浅政明
       堀内大示
       荒井昭博
    プロデューサー:尾崎紀子
            伊藤隼之介
    制作プロデューサー:チェ・ウニョン
    制作:サイエンスSARU
    原作:森見登美彦
    脚本:上田誠
    キャラクター原案:中村佑介
    キャラクターデザイン:伊東伸高
    総作画監督:伊東伸高
    作画監督:濱田高行
         霜山朋久
         伊東伸高
    美術監督:上原伸一(春・夏・秋パート)
         大野広司(冬パート)
    美術設定:上原伸一(春・夏・秋パート)
         芳賀ひとみ(春・夏・秋パート)
    色彩設計:ルシル・ブリアン
    撮影監督:バティスト・ペロン
    編集:齋藤朱里
    音響監督:木村絵理子
    音楽:大島ミチル
    主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION
         『荒野を歩け』
    録音:山本和利
    スペシャルサンクス:浅沼晋太郎
              坂本真綾
              河野羚
              辻田邦夫
              中島聡子
              清水奏子
              渋谷いずみ
    劇中曲:櫻井真一
        森脇正敏
    声の出演:
     先輩 星野源
     黒髪の乙女 花澤香菜
     学園祭事務局長 神谷浩史
     パンツ総番長 秋山竜次
     樋口師匠 中井和哉
     羽貫さん 甲斐田裕子
     古本市の神様 吉野裕行
     紀子さん 新妻聖子
     ニセ城ケ崎 諏訪部順一
     プリンセスダルマ 悠木碧
     蛾眉書房店主 本多力
     直子さん 小清水亜美
     高坂 中岡創一
     学園祭事務局副長/オウム コカドケンタロウ
     千歳屋 家中宏
     赤川社長 中博史
     老学者 石原辰己
     京福電鉄研究会学生 原田大輔
     局長もどき 須田祐介
     案内人 濱野大輝
     局員 今村一誌洋
     局員 榛地良行
     給仕 内田紳一郎
     学生 虎島貴明
     客引き男 落合福嗣
     詭弁論部員 広瀬裕也
     詭弁論部員 島田岳洋
     詭弁論部員OB 堀越富三郎
     詭弁論部員OB 豊富満
     詭弁論部員OG 安田カナ
     詭弁論部員OG れいみ
     閨房調査団 阿部竜一
     閨房調査団 ハゼヤマ俊介
     劇団員女子 菊地美香
     劇団員男子 近松孝丞
     女子学生 内藤有海
     女子学生 のぐちゆり
     男子学生 浜田洋平
     ジョニー 檜山修之
     東堂さん 山路和弘
     李白さん 麦人

  • 独特の世界観。
    これはこれで・・・

  • ふつうの映像化
     四畳半神話大系の延長線上にある。
     原作のイメージとちがふといふコメントをちらほら見かけた。だが、私は特にをかしいとは思はなかった。よくまとめてある。
     まあ原作ともどもただの活劇である。

  • 詭弁踊りが面白い
    突然のオペラ調、原作は大昔に読了済だが完璧に忘れている。
    映像研には手を出すな、からの流れで見る
    デフォルメした動きがいい感じ。

  • キャラはかわいいけどなんかノリが若干白ける。好みの問題かな、、原作者が同じペンギンハイウェイもよくわからなかった

  • もりみー作品はどれもヘンテコだなー
    そんでそのヘンテコがおもしろいなー

  • はちゃめちゃですね。
    絵が可愛い。
    可愛い子なのにウワバミで羨ましいですう。

  • マンガちっくなアニメでした。見た感じB級マニア向けなのかなと思ったら、日本アカデミー賞のアニメ部門で最優秀賞を受賞。原作となった小説は山本周五郎賞を受賞と数々の評価を受けてました。私が知らなかっただけで話題にもなっていたんですね。

    どことなく昭和の時代を感じさせつつ古本・古書特有の湿気びた匂いを感じさせます。

    パンツを盗まれる男子やパンツを履き替えない番長やら登場する面々も女子には置き換えられない男子だから通用する。下ネタといえば下ネタになるのだろうけど、これもこれも昭和ぽい。

    古本市の神様(小僧)が出てくる。股間にアイスクリームを押し付たりするが、収集家の書庫から本を奪って元の売場に元値で戻す。本に対しての講釈を述べる。これって、分かる。学生時代、それなりに本は読んでいた。その当時の好きな現在の作家は新刊本で読みたかった。それ以外の昔の作家の本は特にこだわりはなかった。それでも、古ければ古いほどその作家の時代に近づける気がした。

    乱歩の初版本が2冊あった。大量の本を処分した時にその中にあった。二束三文で引き取られた。その本は値が付かなかった記憶がする。

    骨董的価値というかマニア価格というのか、ある所で3000円で取引されていた。それを見て損得抜きにその作家や本の愛着が・・・。そんな事を思い出してしまった。

  • TVにて
    森見ワールドがかわいく花開いた.

  • こちらもアニメーションとしてどこかで観ようと思っていた1本。アニメーションだからできる表現や距離感、よさを活かした部分もありつつ情報が多すぎてゆっくり見れないな、という印象も持ちました。ただ、共感したのは「お酒の席も、誰かの起こした何かも偶然の縁でそれがつながって今がある」というようなセリフ。こういう作品との縁もそうだけど、人の縁もいろんな場所で生まれたもののうち、残るものは残って、離れるものは離れて、またつながったりして人生は彩りを得ていく。そういう縁の中で、それを楽しみながら暮らすのはきっと豊かな人生になるんだろう、と思えた1本でした。

  • 映像化出来た事がとても感心した。

  • 原作が森見さんを知った作品。
    四畳半神話体系のスタッフの製作とあって期待していたし、期待以上の出来だと思うが、約90分という枠ではどうしても駆け足に…
    短い放送時間を逆手にとって一晩という設定は面白かったが、最後の待ち合わせのシーンは一年間という時間経過の末に成立するシーンなので1クールアニメでやって欲しかったのと言うのが正直な感想。
    原作ファンにはこの尺で良くやったなぁ!と思えるが、初見では時間軸がどうなってるの?とか情報量が多すぎて混乱してしまうかも
    愛ゆえに批判的ことを言ってしまったが、原作も映画も大好きです。

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著者プロフィール

アニメ監督。映画『マインド・ゲーム』で2004年に長編監督デビュー。代表作に「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」『夜は短し歩けよ乙女』「映像研には手を出すな!」などがある。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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