はてしない物語 下 (岩波少年文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • Audibleで聴きました

  • 上巻で幼ごころの君にモンデンキントという名前を授け、ファンタージエン国へと招かれたバスチアン少年。幼ごころの君、モンデンキントとの再会を願いバスチアンのファンタージエン国での旅が始まる。

    バスチアン少年は明るい少年ではないので、この先いったいどうなっちゃうんだろうと思いながら読み進めました。
    アトレーユやフッフールという上巻における英雄的存在に出会えても、ふたりの間にずっと不穏な感じが取り巻いて精神的にチクチクしました。
    作中ではバスチアンのネガティブな面が存分に引き出され、そこに読者は向き合い続けます。しかし、ファンタージエンの生き物たちは誰もとても魅力的で読むことをやめたいとは思いませんでした。

    その中でも、私はアッハライとシュラムッフェン、サイーデ、アーガックス、イスカールナリ、アイゥオーラおばさま、盲目の鉱夫ヨルのエピソード、それとバスチアンがシカンダを抜いたシーンが好きですね。

    特に好きなのはアイゥオーラおばさまで、おばさまのもとでバスチアンが得た最後の望み「愛することができるようになること」と引き換えに失った記憶「お父さんお母さん」にはなるほどな~と思いました。
    誰かを愛するには自分を愛してほしいという気持ちを満たし、そして忘れなくてはいけない。
    とても難しいことだけれどもこのファンタージエン国での旅を終えた人にはきっとできるという、明るい気持ちを読後に得ることができました。

  • 下巻はバスチアンが主人公。
    物語の中に入り、どんどん望みが形になっていくうちにちょっと間違った方向に(だけど人間らしい)。
    もう帰れなくなるバッドエンドかと思ったが、そんなことなくてよかった。

    アトレーユがいちばん物語の主人公らしかった(笑)

    2022/06/15読了

  • グラオーグラマーン!!

  • 「はてしない物語」を読んでいた頃のバスチアンの変化が皮肉というか……。最後は良かった。
    青い鳥のような物語。
    個人的には訳者あとがきの、エンデの言った人はなぜものを書くのかに対しての答えがすごく印象深かった。

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