ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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  • ランダムウォーク理論から最近のHFTまで数式を使うことなく理解させてくれる。

    エドワード・ソープ、バフェット、ソロス、ブラック、ショールズ他たくさんの業界有名人も出てきて読み物としても秀逸。

  • 100年分の投資理論の体系的・歴史的な解説と、金融市場では理論通りいかない事例を見ていく流れになっています。
    おもにファイナンス理論の流れをわかりやすく解説していて、最後の章ではAI運用に関しても記載されています。
    歴史を解説していますので、シャープ、ファーマ、ソロス、バフェット、カーネマンといった有名人も多く登場しています。
    特に印象に残ったのは価格の動きの正規分布図ですね。S&P500の67年に渡る月間の暴落率の頻度分布を見ますと、理論上の正規分布よりも大きな上昇や下落する確率は若干高くなっているんですね。
    基本的には正規分布ですが、極端な上昇と極端な下落の確率は正規分布よりも若干高いということですから、先進国株式中心にインデックスファンドで投資をしていたとしても、想定外の極端な下落は起こりうるということを意識しておきたいですね。

  • ◆内容: 投資のリスクと利回り(リターン)や、投資対象の価値や価格を、統計学的にわりだす現代ファイナンス理論。この比較的新しい学問がどのように発展を遂げてきたのか、主要理論を発見したキーパーソンの人となりやエピソードをひもときつつ、それらの理論のポイントを解説。
    ◆環境: 直感的に理論を否定しがちな人が大勢ですが、一方で金融実務はランダムウォークをはじめとする理論をベースに成り立っています。そこで、あらためてファイナンス理論が役に立つのか、歴史的にふりかえりながら検討します。
    ◆競合との差別化: 本企画では学問体系の成り立ちや経緯を紹介
    ◆構成:
    第1~3章で標準理論を解説
    第4~5章でそれらへの反証ともいえる事象(リーマンショック)とその背景分析(行動ファイナンスの発展)を紹介
    第6章で過去の理論の欠陥をふまえた最前線の状況をまとめる。

    理論を知りぬく革命児だけが相場で勝つ。リスクとリターン、投資対象の価値や価格をどう読むべきか?ランダムウォーク理論/モダンポートフォリオ理論/capm/効率的市場仮説/ブラック=ショールズ・モデル/アービトラージ/カオス理論/バリュー投資/AI運用等、100年分の投資理論がわかる

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著者プロフィール

金融アナリスト、コンサルタント。
株式会社ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。シグマベイスキャピタル株式会社シニアフェロー、シグマインベストメントスクール学長。
1963年生まれ。1985年一橋大学経済学部卒業。日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。デリバティブの商品開発、ディーリング業務に従事。2000年よりUFJパートナーズ投信(現三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして債券運用、新商品開発、フロント・リスク管理、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当。その後不動産ファンド運営会社社長、生命保険会社執行役員を経て2012年より現職。

「2021年 『「不確実性」超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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