アルマダ 下 (ハヤカワ文庫SF) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 第二長編▲《アルマダ》はただのゲームではなく訓練用シミュレーターだった。新兵として月面基地アルファへ配属、迎撃戦に臨む▼ホワイトトラッシュ感が仄かに香るかな。防衛戦では、ゲームパッド、マウスにキーボード、アーケード、スマホにタブレット端末と種々I/Fからドローンにアクセスして宇宙戦争を戦うミリシアたち!と大興奮の絵面です。マクロスミサイルとは板野サーカスのことならばド派手な空宙戦は映像で見たいところ。20世紀のSFマンガを彷彿させるストーリーライン、ファーストコンタクトものとして楽しめました(2015年)

  • ゲーマーのオタクの物語、離婚している家族が多い、アメリカで両親が再び、一緒になるというのは、夢なのだろう。また、随所に読者受けを狙った部分がある。この本を読んで、これが売れるとはアメリカ人も結構、湿っぽいドラマが好きだなと思った。メロドラマみたいである。これからの展開について、最後に含みがあるので、続編が出るかもしれない。もちろん、また、パイロットとして出るのだろう。でも、もういいかと思う。まだ、ほかに読みたい本があるから

  • 死んだと思っていた父親が生きている?
    トップランカーたちの正体は、実をいうと……?
    そうした重要機密が次々主人公に明かされていく一方、主人公はどんどん戦争の中心に巻き込まれていく。
    そして、せっかく再会した人達や知り合った人たちが次々、犠牲になって死んでいく。(このあたりは容赦ない)
    そんななか、父親が司令部に対してある異論を出すのだが、はたして司令部が正しい野か、父親が正しいのか。主人公の心も揺れる!
    そして地球側はじり貧の防衛を強いられている。
    はたして戦争の行方は?
    燃えます。

    物語が終わったラストのところに、父親が主人公に残した、アーケード攻略用BGMのプレイリストが、昔ながらのカセットテープ用インデックスカードの形で掲載されているのが面白い。
    時代的にも80年代ポップスなのだが、今AmazonMusicで検索すると、半分以上がデジタル化されていませんでした、残念!
    しかし、たとえばTOP GUN Anthem など聴けるものもあるので、ぜひこのプレイリストを可能な限り再現したものをBGMに読書する事をお勧めしたい。

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著者プロフィール

簡単料理専門コック、魚さばき職人、ビデオショップのエリート店員、テクニカルサポート・ロボットなどを経験するも、それら前途有望なキャリアをすべて投げ打ってギーク(おたく)活動に専念することを決意。以来、ポップカルチャーへの愛を映像と文字に注ぎ続けている。脚本を担当した映画『ファンボーイズ(2008年)』(『スター・ウォーズ』のパロディやオマージュが随所に盛り込まれている)は、公開されるやいなや熱狂的な支持を受けた。他にも、ゲームをテーマとしたドキュメンタリー・フィルムの制作のほか、俳優としても活躍している。小説は本書がデビュー作。現在は妻と娘、クラシック・ビデオゲームの膨大なコレクションとともに、テキサス州オースティンに暮らす。

「2014年 『ゲームウォーズ(上)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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