「気づく」とはどういうことか ──こころと神経の科学 (ちくま新書) [Kindle]
- 筑摩書房 (2018年4月10日発売)
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感想・レビュー・書評
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「気づく」とはなにかについて考察をしたもの。第一章:こころは神経過程から創発されると考えられる。第二章:こころは、感情、心像、意思という心理過程から成り立っている。第四章:記憶には、意識化されない記憶、意識化される記憶、意味の記憶に分けられるのではないか。第六章:こころは、神経過程から創発する独特の現象で、自己回帰性という性質を持っている。現象が現象を経験するという円環の関係になっている。第七章:こころは、瞬間的にその時その場で立ち上がる過程だ。分離脳患者では二つのこころが発現し、お互い自身を知ることはできないという。神経回路のネットワークが複雑になれば自然にこころが発現するのだろうか?そしてその臨界条件とはなんだろうか?と想像してしまう。
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