- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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話題の作品をとりあえず11巻まで一気読み。次は完結した後に読み終えるつもり。映画になっている「無限列車」篇を通り過ぎて、「遊郭」篇まで行った。
ジャンプ伝統の王道バトル漫画である。相手はどんどんレベルアップしていき、それに対抗して主人公たちもどんどんレベルアップしていく。
「頑張れ炭治郎頑張れ!俺は今までよくやってきた!俺はできる奴だ!そして今日も!これからも!折れていても!俺が挫けることは絶対にない!」
泣きたくなるような真面目でそして優しい男・炭治郎。(3巻)
「善逸、極めろ。泣いていい、逃げていい、ただ諦めるな。信じるんだ、地獄のような鍛錬に耐えた日々を。お前は必ず報われる。極限まで叩き上げ、誰よりも強靭な刃になれ!一つのことを極めろ」
極めた先の希望の男・善逸。(4巻)
才能を罵倒された者。
DVで苦しんできた者。
両親に愛されていないと勘違いした者。
「醜い化け物なんかじゃない。鬼は虚しい生き物だ。悲しい生き物だ」(那田蜘蛛山篇)(5巻)
そして、「無惨」のあまりものパワハラ!
遂には、
アニメ「鬼滅の刃」社会現象化 ボス鬼が「菅首相そっくり」とウワサ…セリフにも類似点
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5606f1e8ef56dd88445118a8ffb79cd90424b47
という「記事」まで登場した。
「人にされて嫌だったこと、苦しかった事を、人にやって返して取り立てる。自分が不幸だった分は、幸せな奴から取り立ててねぇと取り返せねえ」(10巻・鬼の中間幹部・上弦の陸のセリフ)
←これはそのまま相模原事件・死刑囚植松のセリフのような気がする。
わたしは、「鬼滅の刃」は時代の産物だと思う。生まれた時から「就職氷河期」「格差の拡大」「いじめの日常化」「ブラック企業の増大」が当たり前の世の中になっている平成に生きた作者だから作られた作品だと思う。今の若者には信じられないかもしれないが、これらのことは昭和の中頃から終わりには(社会問題化できるほど洗練されて)起きていなかったのだよ、ホントです。でも一方で、「清らかなもの」も信じていられる。ずっと平和は続いてきたから、だ。平成生まれは絶望はしていないのである。その象徴が「炭治郎」であり、鬼の血を受けても人間でいられる「禰豆子」なのだろう。
かなり難しい漢字を使っている。それでも拒否されずに受け入れられるのは、やはりマンガの力なのだろう。
上弦の鬼たちになると、もはや鬼の幹部なので、中間管理職の悲哀がにじみ出ている。
ストーリーのメリハリは、8巻ごろから濃度が薄くなっているかもしれない。ここまで来れば、最終巻までもう止まらない。
※ミヤネ屋の宮根誠治が「泣いた、泣いた」とはしゃいでいるのを見ると醜悪さを感じる。ブームに乗っかろう、或いはブームを作ってやろうという「大人の思惑」を感じるし、こういう鬼が出てきてもおかしくはないな、と「臭う」。
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表紙の絵が誰か、最初わかんなかった。いやぁ、話がどんどん進むね。絵もうまくなっている。マンガの一気読みは、楽しい(笑)。
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ねづこがかわいい。
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11~20
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上弦の陸。
もちろん強いんだが、やはりそこまでではない感。
炭治郎や伊之助や善逸たちももちろん成長したんだろうが、柱でもない彼らがあそこまで食らいつけるというのが参とのレベルの違いかなあ。
それから人を鬼にできるのは無残だけじゃなかったっけ?
前上弦の陸にもそういう能力があるの?
ん?
どゆこと?
まあ何はともあれやっとの事であれ上弦の鬼を一人撃破。
宇随さんは引退。
柱二人を失ってやっと一人。
厳しい。 -
上弦はやっぱり強かったな。上弦の中で1番弱い陸ではあったけど。みんながギリギリの体力と精神力で戦い抜いて、協力しあったからこそ倒せた相手だし、最後はほんまに禰豆子のおかげ。柱がまた欠けるところだった。