最後まで主人公らしくない主人公だったサイケ。
熱血漢「ヒーロー」でもなく、ピンチの時に儚く微笑む彼は、どこか普通じゃない。
でも人を引き寄せる不思議な静かさ。「教祖」系主人公であったかと最終回にきてスッキリ。
能力保持者「M」と人が共存できる世界になったのに、サイケは自分の意思で、ユメヲに消してもらう。
・・・もったいなぁ~。
他のMたちは能力を活かして活動してるのにね、ここで「一抜けた」ってなんだよ!!!!
まあ、でもね、能力の消失が、子供から大人へ成長したサイケを表現したかったのかなと。
難しいテーマを抱えた作品でした。
絵柄はこんなにかわいいのにね・・・。
空島で読むことを脱落したワンピみたいに、最後まで読めるんかなと、1巻で不安になったのですが、コマワリが読みやすくて最終回まであっという間でした。
悪は悪らしく散り、正義と改心そして絆のストーリーと、愛すべきキャラクターが多くて安心して読めました。
力の煙がここまで重要だったびっくり展開。簡単に誰でも見ることができた辺りのやり取りが面白かったなぁ。
八乙女~(笑)