サイケまたしても(15) (少年サンデーコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 最後まで主人公らしくない主人公だったサイケ。

    熱血漢「ヒーロー」でもなく、ピンチの時に儚く微笑む彼は、どこか普通じゃない。
    でも人を引き寄せる不思議な静かさ。「教祖」系主人公であったかと最終回にきてスッキリ。
    能力保持者「M」と人が共存できる世界になったのに、サイケは自分の意思で、ユメヲに消してもらう。
    ・・・もったいなぁ~。
    他のMたちは能力を活かして活動してるのにね、ここで「一抜けた」ってなんだよ!!!!
    まあ、でもね、能力の消失が、子供から大人へ成長したサイケを表現したかったのかなと。

    難しいテーマを抱えた作品でした。
    絵柄はこんなにかわいいのにね・・・。
    空島で読むことを脱落したワンピみたいに、最後まで読めるんかなと、1巻で不安になったのですが、コマワリが読みやすくて最終回まであっという間でした。
    悪は悪らしく散り、正義と改心そして絆のストーリーと、愛すべきキャラクターが多くて安心して読めました。

    力の煙がここまで重要だったびっくり展開。簡単に誰でも見ることができた辺りのやり取りが面白かったなぁ。
    八乙女~(笑)

  • 最終巻。
    なんか終わり方があっさりだったなあ。
    もうちょっと盛り上がってもよかったんだけど。
    サイケ、アナ、氷頭が別れてそれぞれの旅の中で何があったかもうちょっと見たかった気がする。
    まあこの感じが少年マンガっぽくて嫌いではないんだけど。
    成長した主人公がデッカくなって帰ってきて終わるヤツね。
    好きなんだけどね。
    植木とかアナグルとかサイケの能力バトルが昇華してポンコツちゃんになったと思うと感慨深い。

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