サイケまたしても(15) (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2019年2月18日発売)
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本棚登録 : 22
感想 : 2
4

最後まで主人公らしくない主人公だったサイケ。

熱血漢「ヒーロー」でもなく、ピンチの時に儚く微笑む彼は、どこか普通じゃない。
でも人を引き寄せる不思議な静かさ。「教祖」系主人公であったかと最終回にきてスッキリ。
能力保持者「M」と人が共存できる世界になったのに、サイケは自分の意思で、ユメヲに消してもらう。
・・・もったいなぁ~。
他のMたちは能力を活かして活動してるのにね、ここで「一抜けた」ってなんだよ!!!!
まあ、でもね、能力の消失が、子供から大人へ成長したサイケを表現したかったのかなと。

難しいテーマを抱えた作品でした。
絵柄はこんなにかわいいのにね・・・。
空島で読むことを脱落したワンピみたいに、最後まで読めるんかなと、1巻で不安になったのですが、コマワリが読みやすくて最終回まであっという間でした。
悪は悪らしく散り、正義と改心そして絆のストーリーと、愛すべきキャラクターが多くて安心して読めました。

力の煙がここまで重要だったびっくり展開。簡単に誰でも見ることができた辺りのやり取りが面白かったなぁ。
八乙女~(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年5月20日
読了日 : 2022年5月20日
本棚登録日 : 2022年5月20日

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