- Amazon.co.jp ・電子書籍 (198ページ)
感想・レビュー・書評
-
自分には少し難しかった。それこそまさに、ビフォアデジタル側の人間だからなのだと思うが。オンラインをオフラインの延長に考えるのではなく、オンラインもオフラインも同列に考えて、あくまで顧客の利便性を第一にビジネスを設計しないと生き残れない、という趣旨は理解した。では具体的にどういう戦略を立てていけばいいか、というところが、自分の所属する業種に置き換えて考えてもピンとこなかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冒頭に述べられているように、DX後の世界観を現在日本社会の延長線上にしか見いだせないでいた。
デジタル化の世界が無味乾燥になるといった危惧や、データの権利といった問題も
現状追認の段階でその多くを我々は受容しているのなら、と思わないでもない。 -
特に中国における先進的なデジタル社会の例を紹介した良書。既に中国で現実になりつつある、リアルとデジタルが混在した社会について多くのケースで紹介。
書評をきっかけにして購入。日本に対する処方箋の部分が薄いと感じたが、内容は充実しており、前評判通りと感じた。日本のリアルありきのデジタル化といかに異なるか、耳がタコになるほど熱弁を受けられる。 -
やってみる、改善する、やってみる、改善する、を高速どころか1ループもできていないことを自省。
-
Dxの定義をしっかり抑えるための良書だと思う。
個人的には「デジタルがメイン、リアルがサブ」と捉えればスッと入ってくると思った。
そして、Dxはすべてデジタル化したあとに初めて語れるのだろうな、、と。
とすると、現在国を挙げて騒いでいる日本のDxのビジョンは果たして何なのかというこを、改めて考える必要があるんだろうな〜 -
OMOという言葉を生み出した書籍。
リアル世界がデジタル世界に包容される、それがアフターデジタルである。
オフラインを補完するオンラインではなく、そもそもオンラインが前提となったアフターデジタル時代について書かれていて、OMOやDXの言語化に勉強になる一冊。
中国事例が多く記載されているが、あれは国ぐるみなので、企業が直接的に参考にできるかというと、そうでもない。シリーズである「アフターデジタル2 UXと自由」のほうが具体的でおすすめ。
◯ビフォアデジタルとアフターデジタル
ビフォアデジタル:オフラインのリアル世界が中心で、付加価値的な存在としてデジタル領域が広がってきた
アフターデジタル:デジタルなのは当たり前で、そのなかの1領域にリアルがある
オンラインとオフラインはもはや融合していて分けて考えるものではない。
顧客は時々に最適な接点を使うのであり、どちらも等しくあるというOMOの考え方が本の主題。
◯OMOとは
・Online merges with offline
・オンラインが中心の時代が来るという未来の話ではなく、そんな時代になった
・オンラインをベースにして,オフラインの強みを発揮することを考えるべき
OMOとは、とにかくユーザー起点の思考法である。 -
前半の事例紹介は非常に興味深く読めた。
-
OMO (Online-Merge-Offline型ビジネス)について。断片的に見聞きする中国テック事情を各企業の戦略レベルから俯瞰して把握できる。
-
【せき 私物】
-
オンラインとオフラインの境界が曖昧になった世界でどう生きていくべきか、どういったゲームチェンジが起きているのかを概観できる本。
ユーザーの行動を注視し、その行動データを蓄積・分析し、ユーザーに価値を還元することで市場を拡大するというのが大まかな要約か。
中国市場においてのサービス提供の常識が、本を開く前に想像していた数倍進んでいて、日常の中にガッチリ食い込んでいるのが衝撃だった。
流石に日本で同様に、とはいかないが、その姿勢には見習うべきものが多々あり、明日からでも判断軸を変えて物事を進めていくための道標にしていきたい。
組織を変えるための手順が順を追って書かれていたのが面白かった。