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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (270ページ)
感想・レビュー・書評
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悪役の魅力にヒロインとヒーローが霞んでしまっている。後半、悪役の種明かしに終始する。文章に違和感が多い、例えば、
"けっこうな速度"で走る馬車から"身を乗り出した"人物が"おーぃえおんあおおおっ"と叫ぶシーンがある、こういう表現は私は受容できない。
特務担当部官とか時間制限といった表現が多用されるのに、歴史小説風味の"先刻から"立ったり座ったりといった表現が唐突に出現する。
こういった現象はこの著者だけでなくままあることで、ジャンル小説に私が求め過ぎているのかもしれないが、やはりこの分野の出版社と編集者の力量不足あるいは意識の低さに原因があるのだろうと思う。
感想を一言で言えばこの度も「物語は面白いのに文章で興を削がれた」。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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