屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 明智さぁん…。
    コテコテの夏合宿ミステリだけど、タイトルからしてゾンビが絡んでくるんだろうなと思ってたら直で来た。新時代のクローズドサークルってそういうこと!?明智さんの死に様に思ったよりダメージを受けてしまった。葉村くんの湿度が高いせいかもしれない。

  • 怖かったけど一気読みした。

  • ①伏線はとても丁寧だったと思う。
    その点では、しっかり読んでいれば犯人を推理できる感じがある。

    個人的には、犯人ぽいと予想立てていた人がちゃんと犯人だったので「ほうほう」という感じだったが、直前でいろんな匂わせがあったので確認が持てなかったというか…「犯人はお前だ!」って推理するまではいかなかった。
    ただ、ミステリマニアにとっては簡単な問題だと思う。

    ②どんでん返しが欲しかった…という点で物足りなかった。
    なんか、ストーリー的には展開が面白いが…
    「ほ!そうだったのか!してやられた〜」感がない。
    強いていうなら、この伏線あったなぁ〜とか、繋がったなぁ的な部分のしてやられただと思う。
    他の作品でそういう驚きの伏線回収系?どんでん返し系に感動しちゃったから、物足りなかったのかも

    ③私の知識不足で申し訳ないのですが…ゾンビ系かい!というファンタジー要素が、世界観のリアリティ欠如に大きな影響を及ぼしていること。
    もちろん、意味なくゾンビを投入することはないので、ちゃんと謎解きに関わってくるし、無くてはならない存在です。
    それに、ゾンビ出た時、正直「うぉ!(興奮)」ってのはあった。ワクワク感はありました。
    でも…、なんかチープに感じちゃったというのが私の感想で…
    うんんんん、もやもや
    ↑読んでいる時、世界観に浸りきれない私の心情
    これは、正直、人によって感じ方が違うでしょうからおまけです。
    いい人もいれば悪い人もいるでしょう。
    屍人=ゾンビ 覚えました笑

  • ジェットコースター感はないけど最初から最後まで落ちたり飽きたりすることなく一定のレベルで面白く読めた。なかなかない設定なのでトリックとの絡み方も良かった。続きもぜひ読みたいです。

  • 何を言ってもネタバレしそうなので中身には一切触れませんが、最高に面白かったです!

  • 逸木裕しかミステリー無理かと思ってたけど、全部読み終わった後に読み返すと分かること、疑問に思ってたことが繋がるし、世界観が独特で好きだったあっという間だった

  • 本格ミステリーと思わせておいてのゾンビ小説と思わせての本格ミステリー。

    ただ、謎解き自体は悪くなかったですが、全体を通して全てがライトノベルな感じで、本格ミステリーが苦手な人のための本格ミステリーって感じなのかなと思いました。

  • 一息に読んでしまった
    館シリーズっぽい新本格な何かかな?くらいの前知識ゼロにて読み始め
    一人称ミステリと軽い筆致に面喰らいながら読み進め、まさかまさかのゾンビ出現
    そんな状況下でも粛々と発生する殺人事件

    謎解きはしっかり本格ミステリ
    ゾンビがいても
    一人称故の不自由さというか、どこかで犯行に絡むんだろうなぁという推測が浮かんでしまうけど
    それでもしっかり楽しめた
    絶妙なバランス感覚
    陳腐なパニックものに転がってしまっても全くおかしくないのに
    ゾンビの存在自体謎解きに組み込んでしまうのはすごい

    摩訶不思議な設定も、館シリーズで鍛えられたので飲み込める

    明智は失うには惜しい
    葉村との掛け合いはもっと見ていたかった

  • 屍人荘って…
    ゾンビってこと!?突然始まったゾンビパニックに、ここで殺人事件起こしてる場合かとびっくりしてしまったんですが何より明智さんの不在と最後の流れがつらかった。
    時計の件はずっと気になってて、震災の話とかも組み込んでくるのはなんでだ?となっていたもののきちんとその話の伏線は回収してもらった気持ち。
    自殺した女性方面の調査に関しては場所が場所だけに出来なかったのはあるものの、徹底的な立浪の殺され方との対比のつもりだったのかも…しれない…。
    しかし、明智さんだけは……とてもつらいのだけど……(再度)

  • ・ストーリー
    序盤の何気ない描写が後半に対する伏線として機能しており、本格ミステリに受け入れられ難い現象が起こるものの、それが気にならないくらい緻密に話が組まれている。
    ・登場人物
    ミステリ入門者にも受け入れやすい現代的な大学生の主人公達とヒロイン。
    謎に対するアプローチや推論も的確で、読んでいてストレスにならず、それでいてユーモラスな面も持ち合わせているので好感度の高い人物達になっている。

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著者プロフィール

1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞第3位に選出。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。いま最も注目される期待の俊英。

「2021年 『兇人邸の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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