歴史を変えた10の薬 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 新薬が発表されたあとのサイゲサイクルというものを初めて知った。冷静に判断したい。
    地球上の植物の95%が食用に適さないらしい。その中から薬を見つけ出し、効果的な使い方を特定したのは凄いと思う。
    阿片は、常用の危険性も古代から指摘されていた。阿片の歴史=薬の歴史と言っていいかもしれない。阿片がなければ、鎮痛剤も麻酔薬もなかったかも。
    製薬会社は、生き延びるために大ヒット商品を必要としている。そのため、高齢化したベビーブーム世代をターゲットにした薬が多い。バイアグラの認可の速さには驚かされたのを覚えている。

    根治しない、対症療法の薬が一番儲かるらしい。QOLを上げる薬は、患者が永久に必要とする。がん治療薬などに資金を投入するためには、そんな薬も必要なのか。
    治療推奨の対象のリスクラインを下げることで、患者の数を増やし、さらに売上を増やすことができる。
    薬の発見によって、それまで治療の対象でなかったものが、突然対象になったりする。薬が作り出す病気も多いのかもしれない。
    薬を飲むことを、不摂生の免罪符にしてしまう人もいる。運動せずに痩せたいと思っている私もそのうちの一人だろう。生活を改めたい。

  • タイトル通りの本。
    こういう本はいいな。

  • 文字通り、歴史を変えた薬について綴った一冊。

    有名な薬や麻薬からそうでないものまで知ることができた。

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著者プロフィール

1953年、米国オレゴン州生まれ。医化学系ジャーナリスト。オレゴン健康科学大学で医微生物学と免疫学の修士号、オレゴン大学でジャーナリズムの修士号を取得。米国国立がん研究所で勤務したのち、フリーランスのライターとなり、医療関連の記事をAmerican Health, Journal of the American Medical Associationなどに寄稿。オレゴン大学でOregon Quarterlyのエディターを長年務めたほか、同大学出版会のディレクターとしても活躍した。著書多数。邦訳書に『歴史を変えた10の薬』(すばる舎、2020年)、『大気を変える錬金術[新装版]』(みすず書房、2017年)、『サルファ剤、忘れられた奇跡』(中央公論新社、2013年)がある。

「2022年 『エレクトリック・シティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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