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感想・レビュー・書評
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遺伝子操作が産業として成り立っている世界の物語。
ヒトとは何か。
ヒトであるとはどういうことなのか。
ウドーのお話が、胸に突き刺さりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遺伝子組み換えが当たり前に行われるようになっている世界線。
異種の遺伝子の発現比率が一定以上になると「ヒト」ではなく「動物」と判断され、研究対象や処理対象になってしまう。それが「ヒト」の精神や心を持っていたとしても…。
主人公は、水没した街で船で暮らしている生体操作師のおっさん。雰囲気的には、人情で違法診療をしてくれる町医者、って感じ。
1巻には3つの話が載っていました。片腕が羽にさせられてしまった貧民出身の女の子、羊の体毛が現れてきて研究所に目をつけられた施設出身の女の子、そしてどんどん鰐になってしまう青年。
色々と考えさせるドラマ性のある漫画です。
主人公のおっさん音喜多も、多種の遺伝子が混ざっているらしく、突然発症しては自分で治療しながら暮らしている。そして、同居しているハル(青年)が主人公を見守っているっぽい記述も。
ちょっと絵が苦手なんだけど、続きも読んでみようと思う。 -
とってもおもしろかったです!
これは続きが読みたいと言われるはずだわ。
この切り口はお医者さんならではなのだろうか。
医学はかじったこともないので、それっぽいしかわからないけれど、とても魅力的なお話でした。 -
人間の定義って難しいな
物理なのか哲学なのかでも変わってきそう -
読了日 2020/08/28
再読。
Kindle unlimitedに全巻あったので読了。
Unlimitedで読めちゃうのはもったいないくらいいい作品だと思う。
遺伝子操作による生体の改変が常用と成った世界で、
外的要因で遺伝子発現がころころ変わる音喜多(オト)は生体操作師をしている。居候の雪晴(ハル)とともに、飛び込んでくるトラブルやら何やらに対応する。
虚ろ羽の飛ぶ海
仔羊の惑う街
鰐の歌う淵
extra 淵の際にて