「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考 [Kindle]

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  • 東洋経済新報社
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  • 東大生は日常の解像度が高くて全てのことから学んでいるらしい。頭のいい人は記憶、要約、説明、独創性、問題解決力の全てにおいて物事の解像度を上げてミクロとマクロの間にある本質をつかむ思考法をしているから「頭がよくてできる人」と思われているのだと感じた。

  • 最近読んだ中野信子さんと山口真由さんの勉強力の本とこの本はシンクロしたことに驚いた。逆に言えば、それが東大生のベースなんだとつくづく感じた。

    東大生は誰よりも優秀なのではなく、吸収することが上手な思考回路を持っている。例として書かれていたのがペリー来航の年をどうやって覚えるかについて。一般的には歴史の年号は暗記力的なところがあるけど、東大思考的にはその前後の世界史を丸っと理解しておくと、逆算でペリーはこの頃に来ていると導けるので、機械的に覚えずにそういう視点で見ると良いと書いてある。

    これは中野さん、山口さんも言っていたが、覚えるためにはそのことをピンポイントで覚えようとしてもダメで背景とかを丸ごと理解することで結果として覚えるのがいいと言っています。

    また、この本で言っているのは目的と手段だったかな。表現は違うかもしれないけど、目的と手段を意識することです。ペリー来航が何年かを覚えることは目的ではなくて手段だということになります。大学受験で合格するためには、ペリー来航を覚えるだけではダメでもっと広く世界史、日本史を知ってないといけない。そういう視点で見ることが大切と言っています。

    さらに言えば、色々な視点で見ようとすることが大事と言ってます。あることに賛成の場合には、反対の人の主張を考えて見ることが大事と。そうすると、反対の人にも理解してもらえるような賛成の主張ができる。賛成・反対だけではなく、物事色々な主張や考えがあって、そういう視点の切り替えができるようになることで、自分の意見に深みを増すんだろうなと思いました。

    ちょっと、雑に1時間くらいで読んでしまったので、再度、ちゃんと読みたいなと思ってます。

  • 著者の「東大読書」が面白かったのでこちらも読んでみました。学ぶという行為が苦行のように無機質な単語を丸暗記することでは無いことを痛感させられた本。
    色々なことに対して、目的、裏側、本質を少しでも意識するようにしていきたい。

  • 久しぶりに本屋に行けた~と浮かれていたところ、「東大思考」平積みになっていたので、手に取ってしまった。

    なんだか気になる内容だったので、じっくり読みたいと思ってそのままお買い上げ。

    一を知って十を知る考え方、常に答えに疑問をもつこと、逆の意見も常に考えることなど「なるほどな・・でもすぐこの感覚を身に着けるのは難しい・・トレーニングがいるな」と感じた思考法でした。
    意識すれば何か変化はあるか・・!?

  • 身近にいる頭がいいと思う人を思い浮かべながら読んでいた。
    全て当てはまっているので驚いた。

    ・日常の全てのことに、なぜ?と問いかけることで「日常の解像度を」高くすることができる。思考力をつけられる。

    ・暗記に関しても、「本質にたどり着く」ことで、多くの情報を関連づけて記憶することができる。

    もっと学びたい!知識をつけたい!と思わせてくれた。
    人間的に幅のある人になりたい。

  •  「日常の解像度」というのは言い得て妙な表現だ。言われてもいるとなるほどだ。
     「一を聞いて十を知る」とは、「たくさんの目のつけどころ」を持っているこだとは、これもまた目からウロコだ。「たくさんのメガネを持つことが」大事ということだ。
     本書は。「東大生は…」と頻繁に出てくるが、最後に著者が語っているように、「地頭がいい人」の思考パターンを紹介してくれていると読むといいだろう。
     

  • 学び方の基本的なところをおさえている。小学生高学年・中学生レベルでこの本を読んでおくとあとで伸びると感じた。

  • オーディブルで読了。

  • 一つひとつはそんなに難しいとは感じないが、これを日常的に続けることができるのはひとつの才能だと思った。また、簡単に真似できるとも思えず、思考には知識が必要だし、知識を得るには思考が必要だなと思いました。

  • 面白い!頭のいい人=記憶力のいい人ではない。
    見方が違ったり、背景を関連づけている。

    理解する、プレゼンする、新たな視点を見つけるなど
    色んなことに共通するのが「上流」「目的」「背景」を考えること。それを細かな出来事に紐付けできるかどうか。

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著者プロフィール

西岡 壱誠(にしおか・いっせい):1996年生まれ。偏差値35から東大を目指し3年目に合格を果たす。東大入学後、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、ドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の監修(東大監修)を担当。2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立し、代表に就任。経験に基づく教育プロジェクトを全国20校以上の高校で実施。『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)シリーズのほか、『東大メンタル 「ドラゴン桜」に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術』(日経BP)、『それでも僕は東大に合格したかった』(新潮社)など著書多数。

「2023年 『東大生と学ぶ語彙力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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