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感想・レビュー・書評
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ビットコインが日頃話題に上るくらいに日常化してきたが、その大立役者としてウィンクルボス兄弟がいることは、本書で初めて知った。日本のマスコミには今まで紹介されたことがあっただろうか。
その兄弟の活躍ぶりを描いたのが本書であるが、ビットコインの毀誉褒貶なみに、あるいはそれ以上に上げ下げの大きい人生を歩んできているのは凄いの一言だ。マークザッカーバーグとの確執というか敗北のみならず、ビットコインの周囲の怪しい連中との付き合いを切り抜けてきているのだ。
今なおこの道で活躍しているこの兄弟はビットコインを取り巻く怪人のひとり(2人)に違いないが、それにしても邦題は最悪だ。元の題名はBitcoin Billionairesだ。はるかに魅力的な題名である。
これくらいタフなことを切り抜けないとBillionaireになれないのだろうなとも思う。自分には同じことはできないが、ビットコインには早期から気にしていただけに、米国事情をチェックしなかったのは無能の証拠である。マウントゴックス事件も書かれていて、日本が蚊帳の外ではなかっただけに、自分のアホさが腹立たしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この「大博打」はまだ現在も進行中なのでリアリティがあって楽しめました。2013年当時そういえば自分も仮想通貨のことを知ってこういう反応をしてたなあ〜、などと思い返しながら読みました。
自分自身は世の中の大半の人と同様にまだ若干懐疑的ではありますが、仮想通貨(暗号通貨・暗号資産)が本当にこれからインターネット以上に世の中を変えるのであれば、一体どんな変化が起きるのだろうと非常に楽しみではあります。 -
ビットコイン初期の名士たち。リバタリアン思想。
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【世界一の仮想通貨長者の狂気のバクチを描くノンフィクション】ザッカーバーグから巻き上げた六十五億円を仮想通貨に。バブル前夜の仮想通貨に群がる怪人達を描くノンフィクション。映画化予定。