Seven Stories　星が流れた夜の車窓から (文春e-book) [Kindle]

著者 : 恩田陸 井上荒野 三浦しをん 川上弘美 桜木紫乃 糸井重里 小山薫堂

• 文藝春秋 (2020年11月26日発売)

感想・レビュー・書評

[quality45さんの感想 · 2023年4月1日]

　新型コロナが流行りだし始めの頃、博多駅からでて九州を一周し、博多駅に戻る「ななつぼし」のチケットを手に入れたのだが、残念ながら中止と言う事になりユーチューブで「ななつぼし」の動画（社内からの景色、列車内の様子など）を見ながら乗ったつもりになる話や、「ななつぼし」のチケットを手に入れた子育ての終わった夫婦が、老後の生活を新婚夫婦の様に新たな生活を始める物語、旅についてのポエムみたいなコーナーもあり、楽しく読めました。

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。