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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (363ページ)
感想・レビュー・書評
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新書にありがちなお手軽入門書かと思ったら、千田先生の書かれたマジな論文。心して読まなければならない。
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「城」を資料として歴史を研究する「城郭考古学」について書かれた本。
城郭考古学とは何か、どんな研究を行うのかを知ることができる城郭考古学の入門書。 -
馬出し文化は世界共通!
城郭考古学者の著者が「お城」について語り尽くす一冊。城郭考古学の紹介から、城郭探訪の誘い、日本と世界の城郭の共通点と差分点を解き明かし、現代に残る城郭の、数々の「今そこにある危機」を指摘する。
天守があって石垣がある、そんななんとなくでイメージする所謂「お城」が、極めて短い期間に成立・伝播した「織豊系城郭」であること。そしてその構造そのものが、織田信長を初めとする天下人や戦国大名が、目標とする政治体制、支配体制のイメージを具現化したものである、と解き明かす。
熱量と軽妙さを併せ持ち、おりおり露骨に沼に引っ張り込もうとする、読んで楽しく、出掛けたくなる著作。実際読んでる最中、近所の山城跡に出掛けてきてしまいました。楽しく学べる一冊です。
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