AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣 トップ5%シリーズ [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2021年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)
感想・レビュー・書評
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成長へつながる習慣について知りたくて読書。
キンドル27冊目。
前書『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』も読ませてもらった。レビューを見ると、両方読んでいる人が多いようだ。
トップ5%社員の習慣と異なり、リーダーはゆっくり話し、歩き、余裕があるように見えるらしい(演技?)。
うなづきの話が印象的。5つ以上のバリエーションがある。相手に聞いてることを伝えるためにも意識的にうなづきや相づちを入れると効果的。
伝えることよりも「伝わる」ことを重視する。そのためにあれ、これ、それなどの指示名詞を使わない。
口角を2cm上げて聞く。これは気づき。我ながら無愛想に見えるように聞いていると思う。意識して実践してみる。話す時は3cm上げるとのこと。
これが与える心理的な効果は面白いかも。
最近、どう?
実はよく使うフレーズ。本書によると部下が最も嫌がる声掛けの1位とのこと。
コミュニケーションを進めるためには、自己開示+返報性の原理を使う。
自己開示+返報性も今晩試してみたいと思う。
読書時間:約50分 -
AI分析~トップ5%シリーズ。定量的調査であり、調査方法も明示されていて「トップ5%社員」と同様に信頼できる。
◯トップ5%リーダーはメンバーに敵わないと思っている
・メンバーの得手不得手を把握して、自分より得手を把握するのが上手
・メンバーの能力を高めたり最大化するために調整役に回ることが多い
・報連相よりも雑相(雑談相談)し合うことで関係性を構築し、共感ポイントを増やした上で人を動かすことに長けている
◯トップ5%リーダーは感情を共有する
・対話の頻度と相手にしゃべらせる時間を捻出する
・情報よりも感情の共有を重視する
・感情共有とは相手の感情に寄り添うこと
・感情に寄り添うためには、相手の感情が生み出されたメカニズムを理解すること
・メカニズムを理解することで、不平不満を論理思考へと転じさせ、ネガティブなサイクルから抜け出そうとさせる
◯トップ5%リーダーは根回しを構造化する
・「それは◯◯に聞くと良いぞ」と即調整できる
・巻き込むための関係性を普段から構築している
・妨害になりうる人材を事前に抑えることに注力している
◯トップ5%リーダーは「ちょっといいですか?」と話しかけられる
・隙をつくることがうまい
・暇なフリをすることがうまい。歩き回るなど一見無駄な行動をとる
・人と係る機会を意図的に増やし、社内外に人脈を広げていく
◯トップ5%リーダーは相手の行動を促すために関係を構築する
・相手をその気にさせるために、意義や目的・ベネフィットを伝えて気持ちよくさせる
・メンバーが行動を変えたらまずは承認する
┗ 16.3万人のアンケートで「働きがい」を聞くと達成・承認・自由に集約される。特に承認は大きい
・挑戦する楽しみを与えると、自由を感じやすくさせられることを知っている
◯トップ5%リーダーはいきなり解決策を考えない
・「そもそも」から考える
・部下からの解決策提案に対しては、まず「相手の視点(注目している点)、視野(見る範囲)、視座(見ている場所)」を確認して違いを発見する
・相互理解をはかってから、一緒に解決策を考える
・本質的な課題に辿り着く前に、なにが問題だったのかを部下に気づかせることに重きを置く。HOWではなくWHYが中心。
◯トップ5%リーダーは相手のエネルギーを高める
・ポジティブサプライズ・ポジティブフィードバックを常に行う
・間接承認を使いこなす。「◯◯さんがあなたに感謝していたよ」。ポジティブサプライズになり、嬉しさが増す
・ウソをつかないためにも、常日頃メンバーへの評価評判を聞いておく。常にメンバーに興味関心をもつ
・ネガティブなフィードバックをするなら、まずはポジティブフィードバックから行う。できればポジティブ4に対してネガティブ1の割合
・アクションを求めるときには、相手のメリット→具体的なアクション→最後にハードルを下げる
・主語は私やあなたではなく、私達
◯トップ5%リーダーが無意識に活用するバイアス
・バンドワゴン効果:大衆が味方している雰囲気や権威性を上手に使う
・ザイオンス効果:繰り返すこと。接触頻度のこと
・ハード・トゥー・ゲット:相手を特別扱いする。限定感を出す
◯トップ5%リーダーは雑談する
・冒頭2分の雑談で発言者数が1.9倍になる
・報連相よりも雑相(雑談相談)
・定例会議でも雑談を仕組み化する
・雑談することが目的ではなく、心理的安全性の構築やメンバー同士の共通点を見出すことを無意識に目的としている
◯トップ5%リーダーはよく頷く
・深く頷く
・ときに小刻みにときにゆっくり頷く
・たくさん頷く
メモ 対話頻度を上げる方法~5つの投げかけを禁止する~
・「最近どう?」という返しにくい声がけ
・「最近忙しい?」という他人事のような声掛け
・「だらだらやってない?」という性悪説な声がけ
・「だけど、でも、どうしても、どうも」からの声がけ
・「あれそれこれ」といった指示語
これら5つの投げかけをNGにすることで対話頻度が20%アップする -
5%リーダーを一言で表すならば「共感と共創」です。
この言葉だけ見ると、心理的安全性やモチベーション、エンゲージメントを高めることを目的としたマネジメントを想像してしまうかもしれませんが、それは違います。
互いの得手不得手を補いあうようなチームマネジメントをします。
5%リーダーはチームの目標達成のために最適なプロセスを踏みますが、そこにモチベーションの要素は持ち込みません。むしろやる気に関係なくプロセスが実行される仕組みをつくります。
内省を繰り返し、常に最善の策を探し続けるのです。
言い換えるなら、メンバーの力の総和を高めることによって、どこまでもチームの目標達成を追求する姿勢を持ち続けるのが5%リーダーなのだ、と感じました。 -
audibleにて
前作のトップ5%社員では歩くのが早く
トップ5%リーダーは歩くのが遅い
部下から声をかけられやすくなるからだとか -
優秀なリーダーの習慣がわかる。
15分単位でスケジュールを組む。 -
読んで良かった。
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20代の頃色々と失敗したので、リーダーとか、管理と言う仕事に苦手意識があったんですが、そうも言ってられない年齢になってきて、そもそもあるべきリーダー像とは何ぞや?
それは性格上私には向いていないものなのか?それとも、スキルが追いついていないため出来ていないものなのか?を見極めようと思って読んでみました。
この本が描いているリーダー像ってのは、私が勝手に思い描いていたリーダー像とはちょっと違って、陽気で元気溌剌である必要はなさそうで、これであれば、経験でカバーして私でもある程度こなせる可能性があるのではないか?と思える内容だった。
とりあえず、チーム内のチャットで話しかけやすいように雑談を投稿してみようと思った。 -
興味深い。確かに優秀と思ったリーダーに当てはまっていた。
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「部下の人間性を尊重し、自己研鑽を忘れない」リーダー像を、データで裏づけ詳しく解説している。
前作が好評だったため出版されたという背景がみえてしまうが、論拠が数値なので説得力はある。
合間に出てくる心理学ネタは個人的に好き。
エッセンス
・情報発信には意義・目的を数字を絡めて行う
・メンバーの才能を見つけチーム内で際立たせる