三叉路ゲーム (文芸社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 7年前の三叉路の交通死亡事故。
    綿密に計画された子供の誘拐事件。
    登場人物それぞれに深い感情があり、警察組織の捜査網をかいくぐる犯人。
    どうなるの?どうなってるの?
    あの人とこの人は繋がってるのか?
    いろいろハラハラしながら読めた❢

  • No. 24い012L,7
    読了日:2024年 1月27日

    青梅鉄道公園にて誘拐事件が発生。誘拐されたのは、国立署交通課に所属する警察官の娘だった。誘拐犯からの要求で駅のロッカーにあるものを確認すると中には一枚の紙が入っており、紙には「三叉路ゲームスタート」と書かれているのだった。事件の捜索を続けると過去にあった交通事故との関連性が浮上し始め。---


    過去の事件がどのようなものだったのか。関係性がどのようなものだったのか。どんどん判明していき面白かったです。
    ただ、三叉路ゲームスタートと書いた紙を誘拐犯が発見させたのは何故だったのかだけ分かりませんでした。

  • タイトルから想像するイメージとは違って『ゲーム』っぽさはなかった。
    主人公らしき主人公がいないので何となく入り込めなかったし、出来過ぎな感じはあるけど、内容は面白かった。
    クズ親子が本当にクズで、その影響とそれを暴くための代償が大きくて、スッキリ感はなかった。

  • よく題材について勉強されて書かれているなというイメージ。
    題材が重めだけど読み応えはすごくあるので違う作品も読んでみたい。

  • オーソドックスで展開はある程度予測できます。結構壮大な印象で、映画の脚本みたいな感じがしました。登場人物がそれなりに重要な役を担っているので、盛りだくさんな感じです。エンターテイメント性の高い作品だと思います。

  • 練りに練って構成されたと思われる子供誘拐の話。展開に不自然なところも散見された。登場人物の複雑に絡み合った過去の関係にも無理がありそう。エンタメと思えば楽しめると思う。
    Kindle unlimited

  • 「でも、三叉路事故は三人もの人の命が失われ、裁判にもなっています。夫も法廷に立って証言をしています。気になって新聞を読み、夫にわからないように裁判を傍聴したこともあります。電気店の経営者とトラック運転手の主張が対立し、夫はトラックに有利な実況見分調書を書いていました。トラック運転手の父親が、夫の不正行為を調査した上田検事だと知り、あの時に夫と上田検事の間で取引があったのではないかと、ずっと疑念を抱いてきました」

  • 三叉路がこんな風に関わっていたのか。これ、なかなか真相に辿り着けないと思う。

  • 中盤から、読む速度が一気に加速した。
    山本紀子が犯人から逆走を命じられたところ。
    一気に事件が動き出した感じ。

    なんとも嫌な気持ちになる事件だったが、
    最後は犯人逮捕。悪いことをした者は捕まった。
    そして刑事たちもかっこいい。

    面白かった。

  • 執念が悪を倒す

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著者プロフィール

1950年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、ブラジルへ移住。サンパウロのパウリスタ新聞社勤務を経て、1978年帰国。高橋幸春名義でノンフィクションを執筆。1987年、『カリブ海の「楽園」』で第6回潮ノンフィクション賞受賞。1991年、『蒼氓の大地』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。麻野涼名義で、社会問題をテーマにした骨太の小説を次々、発表。  著書に、高橋幸春名義で…『死刑判決は「シルエット・ロマンス」を聴きながら』(林眞須美 著、長冨俊和との共編、講談社、2006年)『日本一のわたしの母へ涙でありがとう』(東林出版社、1998年)『日系人その移民の歴史』(三一新書、1997年)『愛が引き裂かれたとき』(石飛仁との共著、解放出版社、1996年)『車椅子の挑戦者たち』(東林出版社、1996年)『絶望の移民史』(毎日新聞社、1995年)『パウラちゃんのニッポン日記』(国土社、1995年)『悔恨の島ミンダナオ』(講談社、1994年)『蒼氓の大地』(講談社文庫、1994年)『日系ブラジル移民史』(三一書房、1993年)『ドミニカ移民は棄民だった』(今野敏彦との共編、明石書店、1993年)『行こか戻ろか出稼ぎジャポン』(講談社、1992年)『蒼氓の大地』(講談社、1990年)『カリブ海の楽園』(潮出版社、1987年)、麻野涼名義で…『GENERIC』(徳間書店、2007年)『闇の墓碑銘』(徳間書店、2006年)『国籍不明 上』『国籍不明 下』(講談社、2003年)『天皇の船』(文藝春秋、2000年)などがある。

「2007年 『満州「被差別部落」移民』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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