螺旋じかけの海(4) [Kindle]

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  •  人の内側を覗き込む占い師の物語「千を視る蛇」,水没の街を訪れる麻取と薬局の店主キイラをめぐる麻薬の物語「樽の中の芥子畑」。冒頭に人物紹介で音喜多と雪晴,加藤木警部,トキ婆が紹介されている。estraは「午後の海上にて」。3巻に引き続き陸の人間の差別意識や水没の街の人々との精神的断絶の大きさが垣間見られるが,どれくらいの年月が経過すればこんな社会になるのであろうか。

  • 薬物のお話。
    おぞましさと、切実さと。

    相反する二つの側面どう扱うか。

    良い悪いでは割り切ることのできない、それらすべてをのみこむような懐の深さを感じる物語でした。

  • 必要な悪もある、というか、使い方で悪にも善にもなるよね。私は痛くてどうしょうもないならモルヒネで痛みを取りたいよ。

  •  Unlimitedで全巻タダ読み( ´ ▽ ` )ノ

    ○千を視る蛇——千里眼を持つ蛇男(おねえ)の話。一筋縄ではいかない、よく練り込まれたストーリー。
    ○樽の中の芥子畑——ヤク乳羊おばさん(!)というアイディアが何とも秀逸。

     ラスボス(?)の名前がようやっと出てきたり、シリーズとしてはいよいよここからが本格スタート、ってとこで全巻完結(?)......たぶん今後続きが描かれるんだろうとは思うけど。
     確かな医療科学考証に裏付けられた、巧みで魅力的なケモナー設定とストーリー展開。キャラ造形も申し分なく、アクションあり謀略あり人情あり笑いありの傑作まんがで、もしアニメ化されたら世界中で人気を呼びそうに思える。
     面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    2023/01/17
    #3861

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著者プロフィール

四季賞2013年冬のコンテントで藤島康介特別賞受賞の後、
「アフタヌーン」2014年5月号に読み切り「虚ろ羽の飛ぶ海」でデビュー。
2015年10月に初の単行本となる『螺旋じかけの海』1巻を刊行。

「2016年 『螺旋じかけの海(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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