きみだからさびしい (文春e-book) [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
3.08
  • (2)
  • (2)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 61
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (189ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まだこの作者さんの作品を2作しか読んでないけれど2つとも自分の男性性が怖いと感じてる主人公で、個人的には「ぬいぐるみと話す人は優しい」の主人公のが好きだな。

    意外とポリアモリーに触れるのは後半で複数恋人がいるのはお互い公認だけど他の男には嫉妬はする。平等に関係を構築するのが大変そうだなって思った。

    あと最後町枝くんの気持ちがどう動いたのかよくわからなかった、どんなに離れてても絶対にこの世界で1番あやめさんのことが好きでいられるから逆に離れようかな~って前半の好き好きモードから悟りモードに変わった差が激しく感じた。

  • 違う恋愛の形、人によって違う「好き」という気持ち。
    自分の好きを押し付けてしまっているんじゃないか、自分の欲は相手を傷つけるんじゃないか、と恐れながら、悩みながら、葛藤する気持ちの描写がすごいと思った。

  • ポリアモリーについて知りたくて読みましたが、自分のイメージしていた作品とは少し違いました。(主人公の好きな女性が、ポリアモリーです!って自信をもって言ってる感じではないので)
    付き合ってからの主人公の心の動きがあまり理解できなかったです。付き合ってからの所はもう1回読み直したいです。

  • ポリアモリーでもいいから、と近づいたけれど、やっぱり独占したくなる。
    うる星やつらのOP「ああ、男の人って いくつも愛を持っているのね♪」という単なるばら撒く繁殖志向ではない。
    ポリアモリーは平等に複数の対象を愛せるとして、その人から愛されるワンオブゼム側には不平等感を与える。
    独占したい病、複数愛したい病足して2で割れない。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1992年生まれ。著書に小説『回転草』『私と鰐と妹の部屋』(書肆侃侃房)、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』第38回織田作之助賞候補作『おもろい以外いらんねん』(河出書房新社)、宮崎夏次系氏との共作絵本『ハルにははねがはえてるから』(亜紀書房)など。最新刊に初の長編小説『きみだからさびしい』(文藝春秋)、児童書『まるみちゃんとうさぎくん』(絵・板垣巴留、ポプラ社)がある。

「2022年 『柴犬二匹でサイクロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大前粟生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×