改訂新版 統一教会とは何か [Kindle]

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  • 大月書店
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  • カルトに洗脳されるということが、いかに恐ろしいことか、よく分かった。
    統一教会はさまざまな下部組織・企業を持ち、国際的に政治に食い入ろうとしているコングロマリットだということが分かる。この組織はただの宗教組織ではない。日本の植民地支配に対する復讐感情があり、日本を浸食しようという政治的野心を隠さない。反日教義を持つ謀略組織である。
    こういう世界をまったく知らなかった自分として驚くような話ばかりだった。
    統一教会の名前だけは知っていたが、まさかこんな危ない組織とは……。
    韓国人の男性と国際結婚をした後で、聖書を読むことで自力で洗脳を解いた人の手記が、非常に心に残った。洗脳が解けたときの茫然自失・後悔・失意の気持ちが書かれているのだが、私はこれを読んでひどく痛々しいと思うと同時に、こうやって人を操り人形にしているカルト組織に対して怒りを感じた。
    カルトを放置しつづけることでこれ以上、被害者を増やさないでほしい。一刻も早く法的対処を。

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著者プロフィール

有田芳生 ARITA YOSHIFU
1952年、京都府生まれ。ジャーナリスト。出版社勤務を経て、1986年にフリーランスに転身。『朝日ジャーナル』(朝日新聞社)で霊感商法批判キャンペーンに参加。その後、『週刊文春』(文藝春秋)などで統一教会問題の報道に携わる。都はるみ、阿木燿子、宇崎竜童、テレサ・テンなどの人物ノンフィクションを週刊誌各誌で執筆。2010年、参議院選挙に出馬し初当選。2022年まで2期務め、拉致問題、ヘイトスピーチ問題に取り組む。近著『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店)、『北朝鮮 拉致問題――極秘文書から見える真実』(集英社新書)のほか著書多数。メルマガ「有田芳生の『酔醒漫録』」(まぐまぐ)で統一教会のタブーを精力的に発信する

「2023年 『統一協会問題の闇 国家を蝕んでいたカルトの正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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