星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫) [Kindle]

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#SF

感想・レビュー・書評

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  • 文句なしに面白い。
    月で発見されたチャーリーがどこから来たのか、物理学や生物学、数学や言語学といった多方面のからアプローチし、謎に迫っていく過程にページをめくる手が止まらなかった。 
    大プロジェクトを各方面の専門家が協力して成し遂げる仕事系(?)小説、化学技術を持って宇宙や未確認生命体に迫るSF、謎に対し仮説と論証を繰り返して真実を突き止めるミステリ、と様々な要素が調和し一つの小説になっている。 
    きちんと伏線を回収し、答えを提示していて、話がよく組み立てられているにも舌を巻く。
    終わり方もなんとも言えない爽快感と虚無感。
    人生トップ10に入る本です。

  • 太陽系を舞台にした壮大なSF物語。
    冒頭の謎が徐々に解き明かされる展開に引き込まれます。
    40年以上前に書かれたことにも驚きます。

  • またやってしまった。
    未読だと信じて書店で買い求め、読み始めてみたら...やっぱり再読だったか。
    でも、後悔は全く無い。SFの王道。読み進めるごとに、映画「STAR WARS」を初めて観た時の感動にも似たワクワクドキドキが味わえる喜びと楽しさ。久しぶりにSFらしいSFを読む醍醐味に浸れた読書経験だった。やっぱりSFはイイなあ。
    ストーリーにも感服。再読なのに、最後の1ページまでほぼ初読が如くまっさらな気持ちで読めたのは、その物語の緻密さや論理的難解さが故に、僕の頭脳では完全なる解釈や記憶が出来なかったせいだろう、きっと。来年また読み直したら、また再び同じ感動が味わえるのかも知れない。そう思うと、暫く処分せずに書棚に置いておいても良さそうだ(笑
    先述した映画「STAR WARS」第一作封切とほぼ同時期に当たる1970年代後半に刊行された本作。それから50年近くを経た今読んでも、その輝きや独創性は全く色褪せない。
    そして大いなるロマン。ぼくら人類は何処から来たのか。その無垢なる根源的な問い掛けに対し、なんと愛おしく魅力的な回答を示してくれることか。
    巻末の解説を読むと、同じ著者が計3冊の続編を著しているとの由。いずれ是非とも読んでみたい。

  • ゆっくり紐解かれていくのはいいが、スピーディかつ爽快な展開を求める人には向かないかも
    最後の部分は思わず個人的によかった

  • 月で見つかった人間そっくりな宇宙人の死体を巡る物語。新たな発見が生み出すのは新たな謎。。。

  • 設定説明のための小説。明確な指摘は出来ないが結論に至るまでの論理に飛躍が見られる気がする。物語を期待して読むものではなかったのは残念だが設定自体は秀逸なので高評価には同意できる。

  • 第112回アワヒニビブリオバトル テーマ「ごまん」で紹介された本です。ハイブリッド開催。
    2024.3.5

  • まじで面白かった!
    謎が謎を呼び、謎が深まっていく。科学者など専門家の知恵が集結して少しずつ謎を紐解いていく。これが70年代に書かれたものだなんて。

    新装版発売してくれてありがとうございます。続編読んできます。

  • 面白かった!題名の意味が最後の最後に出てきて痺れた。物理学や工学など専門的な表現が多く難しかったけど理解云々ではなくなんとなくでも追いながらそれが積み重なり謎に向かって集約していく醍醐味が快感だった。これぞハードSF!といった感じで知識の薄い私でも楽しかったから知識がある人や詳しい人は相当楽しいんだろうなと思う。

  • めちゃくちゃ面白い!おそらく映像化とかはしていないと思うのですが、今からでも遅くない。ひとりでも多くの人に知ってもらいたいSF小説の大金字塔的な作品

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