伊藤博文: 知の政治家 (中公新書 2051)

著者 :
  • 中央公論新社 (2010年4月1日発売)
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感想 : 39
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これまで,伊藤博文といえば良いイメージの評価が少ない政治家であった。著者曰く「戦前の日本の韓国支配をシンボライズする人物」としても捉えられてきた。

だが,著者は伊藤の演説等の詳細な分析を通じて,その思想を浮かび上がらせ,伊藤が知を媒介とした漸進的な秩序形成を試みていたとし,再評価をしている。

特に,伊藤が韓国統治を本国の憲法改革と連動して捉えていたとの指摘は興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史
感想投稿日 : 2011年10月11日
読了日 : 2011年10月11日
本棚登録日 : 2011年10月11日

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