海辺のカフカ〈下〉

著者 :
  • 新潮社 (2002年9月12日発売)
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本棚登録 : 4343
感想 : 341
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今ひとつカフカ君の立ち位置が掴めないまま終わってしまった、、、ナカタさんとホシノくんのやり取りが余りに素敵過ぎて、段々カフカ君と佐伯さん、大島さんのくだりが頭に入らなかったせいかも。その意味でこの作家お得意のパラワールドは本作では失敗かも。
しかし最後の最後でナカタさんは友を持てたのだろうか。ホシノくんにはまだ先はある、そうであって欲しい。兎に角この二人のお噺を読むだけでも本作の価値は十分にあるかと思われ。
最後に、全てを受け入れ許す、うーむ、矢張りこの作家の立ち位置は明確ですな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月21日
読了日 : 2015年5月21日
本棚登録日 : 2015年4月26日

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