今ひとつカフカ君の立ち位置が掴めないまま終わってしまった、、、ナカタさんとホシノくんのやり取りが余りに素敵過ぎて、段々カフカ君と佐伯さん、大島さんのくだりが頭に入らなかったせいかも。その意味でこの作家お得意のパラワールドは本作では失敗かも。
しかし最後の最後でナカタさんは友を持てたのだろうか。ホシノくんにはまだ先はある、そうであって欲しい。兎に角この二人のお噺を読むだけでも本作の価値は十分にあるかと思われ。
最後に、全てを受け入れ許す、うーむ、矢張りこの作家の立ち位置は明確ですな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年5月21日
- 読了日 : 2015年5月21日
- 本棚登録日 : 2015年4月26日
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