模倣犯(五) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月22日発売)
4.02
  • (924)
  • (875)
  • (739)
  • (44)
  • (15)
本棚登録 : 7890
感想 : 550
5

「ソロモンの偽証」を読み終わってさて次はどうしようということで読み始めた「模倣犯」です。

結果、ソロモンの偽証よりも面白かったです。
やはり、犯人は誰か?犯人はなぜこのような事件を犯したのか?真相はきちんと暴かれるのか?といったドキドキ感が強いのがソロモンとの違いだなーと思いました。
さまざまな登場人物が出てきてそれぞれの視点から事件を描写しているので、「あの時のあの人の考え、体験はここにつながっているのか」と思いながら読んでいました。  

ただ、あんなに余裕綽々としていた犯人なのに、終盤でボロが出過ぎてて前半の全能感・余裕はなんだったんだろう?っていう感じです。前半は被害者側や共犯者に感情移入しながら読んでたからそう見えていたってだけかな、、。

ただ、途中読んでて辛くなるところもあったので次は幸せな気分になれる本を読みたいというのも本音です、、、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月6日
読了日 : 2022年3月6日
本棚登録日 : 2022年3月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする